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「わからない」を抱きしめ生きる 僕らの学習帳 vol.099

知らないというものは、僕らにとって、耐え難い誘惑を放っています。その知らないという状態をはぎ取って、知っているに変えてしまいたい、と。

数多くの民話や神話でよくある定型の1つに、開けてはいけませんと言われたものを開けてしまうものがあります。

鶴の恩返しの奥の部屋をのぞいてしまうのも、浦島太郎が玉手箱を開けてしまうのも、パンドラの箱を開けてしまうのも。

どれもが、僕らが「知らない」の前に立った時に、その誘惑に耐えきれないことを教えてくれます。


古代ギリシャ神話でも、絶世の美女であるプシュケが、愛の女神であるアフロディーテから試練が与えられます。その試練を乗り越えることができたら、愛する人と一緒になれるという約束で。

その試練が、渡された箱を開けないというものでした。

他の物語と同じように、プシュケもまた箱を開けてしまいます。愛する人と一緒になりたいという思いを持っていたにも関わらずです。


僕らは、「知らない」「未知」というものをそのままに受け取ることがどれだけ難しいのかを、いろんな形で語ってきたのです。

その一方で、この知らないというものを、わからないというものを、はっきりしないものを、抱きしめながら生きていくことが、大事なのだとも。

もっと言えば、この「知らない」という状態のままでいること、それ自体に価値が生まれるかもしれない、ということも。


僕らの毎日には、人生には、わからないことがたくさんあります。その「未知」を避けることなく、抱きしめながら生きていく。それこそが、人が生きる。ことに違いありません。



今回の僕らの学習帳は、「無知の技法 不確実な世界を生き抜くための思考変革 」のCHAPTER9「「未知のもの」を楽しむ」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

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