
私はまだ、クリエイターのプライドが持てない。クリエイティブ会社インターンの本音。
こんにちは。SUGOI学生インターンのめぐみです。
SUGOIでは週1本、毎週の出来事をnoteで公開しています。書き手であるCOOゆういちさんが、会社やクリエイティブ、メンバーをどんな風に見ているかが見える記事。
手前味噌かもしれないけれど、やみつきになる。COOの脳内を覗き見している感覚にわくわくする文章ばかりです。
しかし先日、謎の胸騒ぎがする記事が公開されていました。
恵美がイラストレーターに挑戦、12月10日木曜日
もしかしたら、この話は来週のど素人インターンの記事になるのかもしれませんが、恵美が一人でサムネイル作りに挑戦しました。
一つ一つ、自分なりに考えながら進めていってくれていました。この調子で少しずつできることを増やしていって欲しい限りです。
”そういえば、この時本音を出しきれなかったな。ゆういちさんにも、自分にも”
挑戦は、楽しい
12月10日。木曜日。この日はイラストレーターというソフトで、YouTubeのサムネイル作成をしました。内容は、YouTubeの色々なサムネイルを見て、「これがいい」と思うものをトレース(模写)する作業。
どんなデザインだと、メッセージが伝わりやすいんだろう
視聴者として、クリックしたくなるデザインはどんなものだろう
いつもとは違うセンサーを立ててYouTubeのサムネイルを眺めるのは、とても新鮮でわくわくする時間でした。
そして、イラストレーターを使った作業も楽しくて楽しくて。「これってどうするんですか?」と聞きながら、できなかったものができるようになっていく。
「作れるなんて思いもよらなかったサムネイルが、自分の手で作れるんだ」
そんな感動に包まれながら、一連の作業を進めた12月10日木曜日。夜には、Twitterでこんなつぶやきをしてしまうくらい、挑戦するどきどきが楽しい一日でした。
だけどなんとなく、言葉にできないモヤモヤが、小さな渦を巻いている気もしていました。
楽しいに隠れた好奇心が、怖い
イラストレーターを使った作業後、ゆういちさんにこんなことを聞かれました。
「どうだった?」
この言葉に対して、私は少し迷いながら「楽しかったです」と返した記憶があります。
でも、ゆういちさん視点のnote記事を読み進めるうちに、12月10日に感じたモヤモヤを思い出してきました。
”もっと色々やってみたい、と言えなかったな”
好奇心を言葉にする迷いをそのままにしていたことが、あまりにも悔しくて。はっとしました。
”もし、その場でやってみたいと言っていたら?”
悔しさをそのままにしておきたくなくて、そっとそう言葉にした自分を想像してみました。
「デザインを探すのも、イラストレーターを使うのも楽しかったです。今度は自分でも色々考えて、やってみたいです」
たぶんこういうことを言えなくて、悔しかったのです。だけど実際に口に出せるかと聞かれたら、出せる気はしませんでした。
そしてなぜか、怖くなりました。自分で考えてやってみたいと言ったけど、言ったことを突き通せる自信が持てないことに、怖いと感じてしまうことに、初めて気付きました。
たぶん今は、これでいい
クリエイターは、つくった理由や生み出したものの意義を言語化できる、できなければならない。それはつまり、クリエイターのプライドでもあると私は思っています。
でも、今の私はプライドを持つ自信がない。クリエイティブ会社のインターンなのに情けないとさえ、思う瞬間もあります。
だけどよくよく考えたら、クリエイターは誰しも同じような時期にぶち当たるのかもしれません。
つくりたいものはあるけど、どうつくればいいんだろう
想いはあるけれど、どう表現したらいいんだろう
そんな迷いとの出会いは、クリエイターの宿命である。そしてこの迷いの先に、私が思い描くプライドを、自分で言葉にできる日があるかもしれない。
だったら今は、迷いを抜け出すコツを掴む日を待ってみようと思います。
以上、今週の「ど素人インターンがみたクリエイティブカンパニー」でした!