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クリエイティブは、団結力の強いチームからは生まれない 僕らの学習帳 vol.009

クリエイティブを発揮しているチームは、わきあいあいとランチを食べながら、今後の制作方針について会話をしている。チームのみんなが仲良くランチを取っているカフェテリアには、太陽光が存分に降り注いで、雰囲気はとても明るい。

こうやって、チーム同士のつながりを大切にしながら、1つの作品を完成させていく、それがクリエイティブなチームだ。

そんなイメージを持っているとしたら、それは「団結」の迷信です。


団結というものは、強い力を発揮して、チーム力で大きな成功を成し遂げるというイメージがあるかもしれませんが、その一方で、大きな足かせになることもあります。

こんな場面を想像してみてください。

あなたは、団結を大切にしているチームに所属しています。ある企画会議の最後の場面で、アイデアの決定を全員に確認しているところです。

あなたは、このアイデアに完全に賛成ではありません。でも、だからと言って、反対する理由もない。ちょっとした違和感が残っています。

ただあなた以外のメンバーは、このアイデアを絶賛しています。少なくともあなたにはそう見えます。

さて、あなたが大切にするべきは、団結でしょうか?違和感でしょうか?


このように、団結をあまりにも重要視しすぎると、時にアイデアの可能性や、チームの違和感、反対意見などを置き去りにしてしまう可能性があります。

そして、いつしか周りと同じことを言うのが正解となってしまい、自分で考えることを諦めてしまうかもしれません。

それは、クリエイティブとは言えません。


クリエイティブには、団結も大事かもしれませんが、それ以上に反対意見や疑問、不安、違和感などのネガティブなものもすくい上げる勇気が必要なのです。

たとえば、ゼネラル・モーターズの元社長のアルフレッド・スローンという人は、ある重要な会議の中で、こう発言をしたそうです。

「みなさん、どうやら我々は、この件に関して意見が一致したようですな」

会議の出席者一同が、うなずきます。すると、彼はさらに続けます。

「では、結論は次回の会議まで保留としませんか。そのときまでには反対意見も生まれてくるでしょうし、あるいはこの決断の意味するところについて、いくらか理解が深まるやもしれません。」


このように、反対意見や対立を促すことによって、すでにあるアイデアがより輝きを増すことを、彼は知っていたのでしょう。

つまり、衝突や論争は、クリエイティブには重要な要素なのです。

もちろん、否定や相手を打ち負かすことが目的になっていては意味がありません。常に、そのアイデアをより良くするために、衝突しながらも、否定で立ち止まらず、磨き上げていこうという協力的な姿勢が必要なのです。



今回の僕らの学習帳は、「どうしてあの人はクリエイティブなのか?」の第9章「団結」の迷信から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひご覧ください。

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