
仕事仲間だからこそ家族の話をする理由があるのです
SUGOI学生インターンのめぐみです。
先週の水曜日は、SUGOIの読書会・本で遊ぶじかんの日でした。
私にとって2回目の本で遊ぶ時間。
実は前回、初めての本で遊ぶ時間ということもあり、その場にいるだけで精一杯。
もっと考えたり、感じたかったなぁとわずかに不完全燃焼感がある初回だったのです。
「今回こそは余裕を持って場に浸りたい!」と、個人的に密かな企みをしながらの参加でした。
遊ぶ時間の最初は、毎回お題に沿ってお互いを知る自己紹介タイム。
今回は"家族"がテーマ。
「妹と一緒に住んだら仲が悪くなったんだよね…」
「兄弟が独立したら、自然と家族との距離を取れるようになったなぁ」
初めて聞くメンバーと家族のエピソード。
今回集まった参加者8人のうち、なんと私以外には兄弟が。
一人っ子の私にとっては、いつも見れないメンバーの一面を知れるとともに、もし自分に兄弟がいたらと想像力を膨らませる時間でもありました。
そんな新鮮さに溢れる時間を過ごしながら、ふと頭にこんな疑問が。
”こんなに家族の話を聞いたり話したりしたのいつぶりだろう?”
大学、サークル、アルバイト…
今まで所属してきたコミュニティの会話を思い出すと、そこでの話題はコミュニティの出来事やちょっとした日常の話。
まして、家族のようにアイデンティティに関わる話をした記憶はほとんどありません。
もちろん私自身、自分の過去やプライベートについて話すタイミングもありました。
でも、長く話そうとは思わなかった。
その時の私は何を思っていたのか。
「私の個人的な話なんか、きっと誰が聞いても面白くない。だから、別にプライベートを話す必要なんてない」
つまり、自分のプライベート話を聞く側を気にしていた。
聞き手にとっての”面白さ”を提供できないから、私は家族の話をする気になれなかったのだと思います。
そんな私がSUGOIに来て、驚いたことの一つが家族の話の身近さでした。
「SUGOIって、家族の話題がよく挙がりますよね。みなさん、それって無意識に話しているんですか?」
単純な好奇心から、ある日私はメンバーにこんな質問を投げかけました。
そしたら、こんな答えが返ってきたのです。
「2回目の面接で奥さんに挨拶させてと言われたから…入る前から当たり前の話題だと思ってた」
「あまり覚えていないけど、たぶん割と最初からかなぁ」
SUGOIにとって仕事以外の家族の話をするのは、すごく自然なことらしい。
でも、今まで自分が所属してきたコミュニティでは自然ではなかった。
”家族の話が自然と話題になるのはどうしてだろう?”
ふと浮かんできたその疑問を紐解くヒントが、毎週金曜日に配信されているSUGOIの代表ようじさんとCOOゆういちさんのおしゃべりにありました。
「仕事の場で、プライベートの話をするって、ティール組織でいう"全体性"ですよね。メンバーのアイデンティティを感じる話題。」
いつどんなときも変わらないその人らしさ、つまりアイデンティティの根源が家族の話には隠れている。
”アイデンティティこそがSUGOIで大切にしたい要素の一つだから、SUGOIという場では自然と家族の話が馴染むんだ”
愛とアイディアのある社会、それはアイデンティティを認め合える社会であり、SUGOIが目指す場所。
だからSUGOIの日常には、アイデンティティの欠片として、自然と家族やプライベートの話が湧き出てくるのでしょう。
さらにクリエイティブの会社、つまり関係性づくりの会社であるからこそ、人の周りにいる人にも目を向け、受け止めたい。
関係性を含めた社会づくりをまず、自分たちの組織から始めようとしているのです。
そんな小さくて大きな一歩を今、少しずつ踏み出しているのだと、家族話は教えてくれました。
以上、今週の『ど素人インターンがみたクリエイティブカンパニー』でした!