見出し画像

自分でヒビを治す未来のコンクリート 僕らの学習帳 vol.024

コンクリート、特に鉄筋コンクリートと呼ばれるこの材料は、現代社会の至る所で使われています。というか、ほとんどの建物が鉄筋コンクリートで作られています。

それは、引っ張られても、押し縮められても、頑丈に形を維持することができる強さを持っていて、虫やカビや水の影響も受けにくく、優に100年は持つことができる。さらに、なんといっても安い。

このほとんど完璧すぎる特徴を持っている鉄筋コンクリートにも弱点は存在します。

それが、ヒビです。コンクリート上に小さなヒビができてしまうと、そこに水が入り込みます。入りこんだ水が外気に冷やされて凍ってしまうと、今度は氷になり膨張し、ヒビを大きくしてしまいます。

この小さなヒビが少しずつ大きくなっていき、そのうちに大きな問題を引き起こすことはよく知られており、一般的に50年ごとの保守が必要だと言われています。


そのほかにも大量の水(特に塩水)にさらされると、鉄筋が腐食し始めてしまい、サビが発生しやすくなってしまう。

こんなことになってしまうとどうしようもないように思われるかもしれませんが、このヒビを自分で治癒してくれるコンクリートが考えられています。

自分で治すといっても、コンクリート自体にその能力はないので、バクテリアに治してもらいます。

具体的には、バクテリアと餌をコンクリートに混ぜます。そして、このコンクリートにヒビが入ると、混ぜ込まれていたバクテリアが目覚め、餌を食べて、コンクリートのヒビを治すことのできる成分を排泄する。

こんな夢見たいな話が、間も無く実用化するというのです。


そのほかにもコンクリートクロスという繊維状のコンクリートも開発されています。これは、布や反物のようにロール上になったコンクリートで、水をかけると好きな形に固めることができる、繊維状のコンクリートです。

そのほかにも、酸化チタンの粒子が表面に混ぜられているコンクリートだと、太陽からの紫外線を吸収した酸化チタンが、表面の汚れを分解してくれるのです。つまり、自分できれいになるコンクリートです。


このように、すでに当たり前になって見慣れたコンクリートも、見えないところで進歩・進化していて、自分で回復するコンクリート、繊維のように軽くて丈夫なコンクリート、自分で掃除するコンクリートなどがあります。

そのほかにも、まだまだ知らないコンクリートがたくさんあるのかもしれません。ぜひ興味を持った人は調べてみてください。



今回の僕らの学習帳は、「人類を変えた素晴らしき10の材料」の第3章「社会の土台として進化する『コンクリート』」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

僕らの教室

僕らの放課後(youtube)

僕らの放課後(podcast)


SUGOIの最新情報は、twitterをご覧ください。


僕らの学習帳は、「遊びたりない、学びたりない人」に向けて、クリエイティブにまつわる遊び=学びを伝えるコンテンツです。

講義スタイルの「僕らの教室」、ラジオスタイルの「僕らの放課後」と合わせて読んでいただくと、より遊びも学びも深まります。

ぜひ一緒に、もっと遊び、学びましょう!




愛とアイデアのあふれる世の中を一緒につくりましょう!
2
「愛とアイデアのあふれる世の中をつくる」をビジョンにかかげる、クリエイターだけの会社。 (ちなみに、社名のSUGOIとは、愛とアイデアがかけ合わさって生まれるときに、自然に出てくる感動の一言から) 2023年までにティール組織になることを目標に、メンバーを募集中。

この記事が入っているマガジン

僕らの学習帳
僕らの学習帳
  • 31本

平日毎日更新の学習帳です。本の内容を解説する「僕らの教室」、その教室の内容についてトークする「僕らの放課後」この2つのコンテンツの内容をコンパクトに文字でまとめています。合わせて楽しんでください!

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。