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ポール・エルデシュという放浪数学者に学ぶキャリアの重ね方 僕らの学習帳 vol.005

エキスパートやスペシャリストに憧れたことってありませんか?

専門領域に関しての知識は抜群、どんな問題も解決してしまう、ここ一番に頼りになる存在、それが、エキスパート。

長年の経験によって蓄積された知識、それを武器に世の中に繰り出す存在、それが、エキスパート。

でも、エキスパートこそが、頼りになる存在なんだというこの考えこそが、「エキスパート」の迷信なんです。


実は、ある研究によっては、専門知識が増えるに連れて、創造性が低下することが明らかになってしまっているのです。

つまり、エキスパートこそが、最高の創造性を発揮するわけではない、ということです。

そんなはずはないと思うかもしれませんが、実際の研究で、イギリスとフランスの劇作家や、クリエイターの発表する作品とその人のキャリアを数値化していったものがある。

そして、そのクリエイティブの量・質ともに、山型の曲線を描いた。つまり、クリエイターや劇作家などクリエイティブなキャリアのピークは、その人のキャリアの中盤に訪れ、その一方で、専門知識や技術が、十分に蓄積された晩年には、クリエイティブの量・質ともに低下する傾向にある、と。


これを、ピーク年齢現象と呼び、どの分野にも当てはまってしまうものらしいのです。そうすると、歳をとること、キャリアを積むことに、どこか不幸な匂いが漂ってしまいます。

それはとても悲しすぎます。


ただ、このピーク年齢現象は、とても簡単に解決できるのです。
その方法が、部外者になること。


これを実践したのが、ポール・エルデシュという数学者です。特別に有名な人じゃないかもしれませんが、この人は、20世紀史上最も多くの論文を発表した数学者なんです。その数、1500本を超えるという、凄さ。

これだけ多くの論文を発表し続けることができた理由が、ポール・エルデシュは、別の数学者のところに転がり込んでは、その人と共同で論文を発表していったのだそうです。

しかも、自分の研究分野とは異なる分野の人を、特に選んで訪ねていったのだとか。

つまり、新しい分野から新しい概念を吸収することで、常に自分の考えや思考をリフレッシュさせてきたことで、1500本という驚異的な論文を残すことができたのです。


エキスパートという1つの分野を突き詰めることにこだわりすぎないで、違う分野、違うジャンルに飛び込んでは、頭を新鮮にし続けることがとても大切なんです。

そうすることで、ピーク年齢現象は避けることができ、キャリアの晩年になってもクリエイティブを発揮し続けることができるのです。




今回の僕らの学習帳は、「どうしてあの人はクリエイティブなのか?」の第5章「エキスパート」の迷信から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひご覧ください。

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