
ずっとずっと、みんなで。 コロナでもつながり続けるタスク管理の文化
SUGOIは、4月3日金曜日から完全テレワーク(自宅勤務)に切り替えました。そのため、今後の会議や打ち合わせなどはzoomや電話などを使用したものでお願いしたいと思っております。
この報告とともに、ここではどうやって切り替えようと判断したのかを、お伝えしたいと思います。
小池百合子都知事の会見があったのが、先週の木曜日でした。
そこでは、週末の不要不急の外出を自粛するようにとの発言がありました。
この発言を受けながら、SUGOIはすぐに自宅勤務に切り替えようとは思いませんでした。恥ずかしながら、コロナウィルスという脅威を甘く見ていたのかもしれません。
しかし、それ以上に、テレワークというものが簡単ではないことを痛烈に実感していたからでした。5人という少ない人間でやっているだけに、誰一人も置き去りにしないテレワークが実現できるのか。
そこに、不安がありました。強い不安が。
というのも、SUGOIでは、一度テレワークを諦めた過去があります。コロナウィルスを想像もしていなかった時に、自由出勤としてテレワークを導入したことがあります。
2018年の秋から冬にかけての、およそ半年。私たちはテレワークで働いてみました。ほんの半年でしたが、テレワークによる不協和音がじわじわと鳴り響くには十分な期間でした。
その時に、半年間でテレワークを諦めた一番の理由は、メンバーの顔がみるみる弱っていったところでした。
やっていることがあっているのか、何をやるべきなのか、自分が今やることは何につながっているのか、なぜこれをやるのか、私はいったいなんのために。。。。。
そんな不安がぐるぐると渦巻いていたのかもしれません。それでも、それをテレビ会議で口にするほどではない、というか、会議の目的に合わないような気がして言えない。
そんな感覚があったのかもしれません。その不安というか、声にも形にもならないネガティブな感情の、チリのようなものがじわじわと積もり積もっていったように感じていました。
そして半年が経過した頃には、あれ、よくないぞ、と思うようになっていました。その様子を受けて、全員出社に戻しました。
いつものように出社して、顔を合わして、何気ない会話を交わすようになると、メンバーの表情はみるみるうちに普段通りに戻ったのでした。
人が人と会うことの強さを実感した瞬間でもありました。
あの時の失敗があったにも関わらず、今回またSUGOIはテレワークに切り替えることとしました。そして、今回は前回よりももっとうまくいく、そんな自信がメンバーに満ちています。
でも、それは一体なぜなのか。
結論から言えば、やることがある。ということかもしれません。それも誰にも左右されない、もちろん、コロナウィルスにも左右されないやるべきことがある。
それを、お互いに顔をあわせるように確認できるシステムを導入しました。いや、し直しました。
SUGOIでは、昔からトドイストとグーグルカレンダーを使って、タスクとスケジュールの管理をしていました。しかし、それぞれが使いやすいように使っているだけで、ツールとして使いきるところまではできていませんでした。
そこで、このテレワーク導入に向けて、3日間に分けて、トドイスト・カレンダーの使い方を話し合うチームミーティングを開催しました。
基本的な使い方は、COOの子守が全メンバーに伝えました。
キーワードは、「人間の脳みそなんて使い物にならない。」です。
自分で覚えようとする、頭の中に保管しておくなんて、どうせどこかで限界がくるから、外部記憶装置に徹底的に頼るべきです。とにかく頼るべきです。脳みそよりもトドイストです。と連呼するCOOの姿は、怖いというよりも滑稽ですらありました。
さらに、SUGOIにフィットする使い方にするために、どうやればチームとして活用できるかを話し合いました。
トップダウンでのルールの押し付けではなく、それよりも、チームメンバーそれぞれが不安がなくなるように、ルールを作っていきました。
それも、できるだけ楽しくやる。
CEOの秋葉が、トドイストの使い方を実は全くわかっていないことを告白したり、子守のいうことを全員で無視するという謎の流れが発生したり、もっとこうやればいいという提案がメンバーの中から次々と出たり。
ルールを作るという堅苦しさはそこになく、どちらかというと自分たちの文化ってこうだよね、という確認をする。
そんな、あたたかい時間となりました。
このあたたかい時間で作り上げた文化が、どれだけの強度を持っているのかわかりませんが、それでもまずはテレワークを始めようという自信になったことは間違いありません。
今日からテレワークのSUGOIですが、テレワークの導入や不安を感じている人たちに、それは全く簡単な決断でもないし、不安もいくらでもある、それでも、進み方はある。そんなことをお伝えしたく、このnoteを書きました。
少しでも皆さんの力になれたら嬉しいです。
ちなみに、SUGOIがどんなタスク管理の文化を作り上げたのか、具体的な内容に興味があったら聞いてください。聞いて欲しくてウズウズしている子守が全力でお伝えします。