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視座は豊かであるべきという正義をひっくり返して生きていこう

以前、ある会社の面接で言われた言葉が今でも忘れられません。

「もっと視座を高く持って!」

何を言ったかは覚えていないけれど、『働くことを通して〇〇な人になりたい』と答えたら、この言葉が返ってきた記憶があります。

視座ってなんだ??

この面接を受けてからずっと、この疑問が私の心を曇らせています。

こんにちは。視座という言葉が腹落ちしなくて困っている、SUGOI学生インターンのめぐみです。

視座を辞書で調べてみると、こんな意味が出てきます。

し‐ざ【視座】
物事を見る姿勢や立場。
 -デジタル大辞泉より

ちなみに、【視座 意味】とネットで検索すると、単なる辞書的な意味の他にビジネスで使われる場合の捉え方も多く出てきます。

その中でも「視座を高めること」については、こうした記述がありました。

「視座」はしばしば「視座を高める」という言い回しで用いられます。

「視座を高める」というのは、今までよりも「高い」視座から物事を認識するということですね。

言い換えると、「より上の立場の人の視座から物事を見る」とか、「より長期的な視点で考える」とかいうことになるでしょう。
-語彙力.com

つまり今思えば、私が面接の時に言われた意味もこういうことだったのでしょう。働くという世界をもう少し広く、長い目で見てみなさい、と。

言っていることは理解できます。ただ、納得はできていない気がするのです。文字面では分かっているけど、その視座という言葉が身体に馴染んでいる感覚ではない。

これが、視座という言葉が腹落ちしない理由です。

そして上手く解釈できないからと普段から視座を意識するあまり不都合が生まれる時もあります。その場面の一つが、人と話す時です。

「この人は、どの場所から今の発言をしているんだろう」
と、会話の様子を伺っているうちに、話題が変わり、会話が終わっている。

私がSUGOIで過ごす毎日は、そんなことが日常茶飯事です。

例えば、以前COOのゆういちさんが記事にしていた車内での議論でも、正直ほとんど毎回いつの間にか会話が終わる現象を目の当たりにしています。

「めぐみはどう?」

こうして運転席や助手席から後部座席に座る自分へと議論のバトンが渡された時に、いまいち話せない事実が辛い。

言葉足らずなことも、言いたいことが伝えられなかったなんとなくの感覚も、「うーん」と話溜める時間も悔しい。

「やり取りをするスピードは人それぞれでいいんだよ。無理をして早くしようとしなくたっていいんだよ」と言われたことはあります。

それでも、もし視座をもっと理解して、豊かにすることができたら、よりスムーズにやりとりができるようになるのかもしれない。そんな風に無い物ねだりをする機会はなくなりません。

ただ最近、SUGOIのメンバーと話す中で、視座という言葉はそんなに難しく考えなくていいのかもしれないと考えられるようになってきました。

理由は、見ている世界に優劣はないと感じたから。

実はSUGOI以外の場所でも、視座の上下や広さといった視座の豊かさで悩む時があったのですが、今思い返せばそこでは『視座が高く、豊かであることが良い』という正義があったように思います。だから、そこに合わない自分への罪悪感から、視座を豊かにしたかった。

そして、視座が貧しくて会話に入るタイミングを逃す自分が嫌だ、視座を豊かにすれば、この悔しさからは逃げられるんじゃないかと考えて、SUGOIでもなお、「会話に参加するスピードは人それぞれでいい」という声かけも受け止めることができなかったんだと思います。

ただ、よく考えれば、SUGOIという場所には世界の見方や高さ低さへの正義はない。

「これが知りたい」と言ったって、「これはこういうことだよ」と教えてくれる。「まだ君には早い」と言われることはない。

「私はこう思います」と言ったって、「君はまだそれを考えなくていい」と言われることもない。

年齢だって経験だって全く違う人に囲まれているけれど、「こういう世界の見方をするべきだ、こうした方がいい」と言われることもありませんでした。

もちろん、より広い世界を知ろうとする努力は大切。でも、知らないことは悪じゃない。SUGOIの空気はそんな安心感が漂っていると感じます。

そして同時に、言葉になりきらないけど、誰かに話すから自分の言いたいことが言葉になる現象も多い。間違いを恐れて黙るより、間違うこと前提で口を開いてみる面白さも感じられるようになりました。

だから、無理に視座を高めようとか広げようとかするんじゃなくて、知りたいという素直な気持ちを起点に、見える世界を広げていきたい。

これからその一歩一歩を、焦らずに進んでいこうと思います。

以上、今週の『ど素人インターンがみたクリエイティブカンパニー』でした!

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