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確証バイアスを乗り越える方法 僕らの学習帳 vol.062

僕らはみんな脳にあるバイアスによって、判断をゆがめられています。正常性バイアス、内集団バイアス、感情バイアスなどなど。

そのうち、今回取り上げるのは、確証バイアスです。それは、自分の信念や考えに合う情報は受け入れるけれど、反対の意見や情報は受け入れようとしないバイアスのことです。

たとえば、死刑に対して強く賛成の人たちと、強く反対の人たちに集まってもらい、死刑が有効だという論文と、死刑には効果がないという論文の両方を読んでもらいました。

その結果、どちらのグループも自分と同じ意見の論文はとてもいい論文だといい、反対意見の論文は説得力がないものだと言いました。

この実験がしめすように、僕らはしらずしらずのうちに、この判断を繰り返しているのです。これが、確証バイアスです。


ちなみに、この確証バイアスは、客観的にものを考えるのが苦手な人ほど起きやすい、そう考えてしまうかもしれません。

でも、これも確証バイアスです。

たとえば、数学が得意な人は、客観的にものごとを分析するのが得意ですので、データさえあれば、確証バイアスを突破できるのではないかと。

推論能力や分析能力が高ければ高いほど、自分の都合の良いようにデータを解釈してしまうという実験結果が出されています。


つまり、あなたが誰かを説得しようとしてデータを提示したり、調べた情報を示したところで、反対意見を持っている相手は、話を聞いてくれません。

それは相手の理解力や思考力の問題ではありません。
そもそも人は反対意見を聞くようにできていないのです。

では、どうすればいいのか。お互いの共通の動機を探してください。お互いの共通点を探してください。

どちらが正しいかの議論をするのではなく、本来の目的に立ち返り、その目的のための話し合いをしましょう。

死刑に対して、賛成か反対かの議論で争うのではなく、どちらの心にもある犯罪を減らすにはどうしたらいいか、犯罪で悲しむ人を減らすにはどうしたらいいのか、を話し合うべきなのです。

そうすることで、相手を攻撃する武器だったお互いの言葉が、二人の道を照らす光になります。



今回の僕らの学習帳は、「事実はなぜ人の意見を変えられないのか」の1章の「事実で人を説得できるか?(事前の信念)」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひご覧ください。

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