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人がイノベーションを嫌っても、僕らはイノベーションを諦めない 僕らの学習帳 vol.011

「ネズミ取り」の迷信という海外では有名な迷信があります。

その内容は、より良いネズミ取りを発明すれば、世界中から顧客が殺到する、というものです。

つまり、イノベーションを起こせば、新しいアイデアを生み出せば、革新的な新商品さえあれば、みんなに一気に受け入れてもらえる、という考え方。

これはとても魅力的なひびきを持っていますが、実際にはこんなことは起こらないというのです。これが、まさに「ネズミ取り」の迷信です。


そもそも、人は変化を嫌います。変化を嫌うということは、新しいアイデアやイノベーションを嫌うということです。

知らない人に会う、知らない場所に行く、知らないことをする、これが常に心地よいものではないことを、僕らは知っています。

このように、普段の生活を考えてみれば、一目瞭然です。僕らは、変化を嫌っています。

そしてそれと同様に、イノベーションを、新しいアイデアをすんなりとは受け入れないのです。


その証拠は歴史にたくさん残されています。

たとえば、フィルムカメラの老舗のコダックの副社長(当時)は、デジタルカメラの試作品を見て、このようなことを言ったそうです。

デジタルカメラの市場は、どこにもないというのが揺るぎない結論だ、と

この発言が間違えていたことを、僕らは知っています。


他にも、あるコンピューターの会社の創業者は、人が家庭用コンピューターを欲しがる理由はどこにもない、と豪語し、大手映画会社のワーナー・ブラザースの創業者は、俳優がしゃべるのを聞きたいやつなどいない、と発言していました。

もっと時代をさかのぼれば、知の巨人である、ソクラテスとプラトンでさえ、当時の画期的なイノベーションだった、「本」というものに対してかなり懐疑的な見方をしていたそうです。

これらすべての発言が、結果的に間違いだったことを知っています。


ここに書いてあることは、過去の人が愚かだったということではなく、どれほどの知識人であっても、賢者・識者であっても、新しいアイデアに対する判断をあやまることがある、ということです。

それも、かなり頻繁に。


そう考えてくると、僕らがするべきことは、アイデア・クリエイティブを生み出すだけではなくなってきます。

たとえ画期的なイノベーションを起こすようなアイデア・クリエイティブを思いつき、それを現実のものにできたとしても、まだ越えるべき壁が残っているのです。

それも簡単には越えられない壁が。

この壁を越えるためには、僕らはまず新しいアイデアを否定しない文化を作り上げる必要があります。

この文化を、一足飛びに日本全土や世界中に広げることは不可能だから、まずは僕らの中で、否定しないということを続けていくことが大切になります。

その一方で、僕らは、自分たちのアイデアが簡単には受け入れられないということを、心に刻んで、世間からの否定に耐えられるようにならなければいけません。

バカにされても、否定されても、粘りつよく僕らのアイデアを信じる、そんな心が大切になってくるのです。


今回の僕らの学習帳は、「どうしてあの人はクリエイティブなのか?」の第11章「ネズミ取り」の迷信から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

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