
小さな出会いを積み重ねて、「THANKS」
今から、10年後に、SUGOIはどんな仕事をしているだろう。どんなクリエイティブを発揮しているだろう。
そして、だれと一緒にいるだろう。
2020年9月、SUGOIの10期目が始まります。ここまで様々な人と出会い、支えられた時間でした。これからも、それは変わりません。
1度だけ仕事をした人も、くりかえし仕事をした人も、仕事以外で出会った人も、すれ違っただけの人も、だれ一人、欠けても、SUGOIはここまでたどりつけなかったと思います。
そして、これからもたくさんの人と出会い、一緒に仕事をしたりしなかったりするでしょう。
たくさんの出会いを積み重ねた先に、10年後のSUGOIがあるんだろう、そんなことを想像してもいます。
鬼もあきれるほどの未来の話をしても、妄想か夢かで終わってしまうに違いありません。だけど、その先への約束がないと、どこへも進めないのも確かな事実です。
そう考えると、SUGOIがここから10年後にたどり着いた時に、一緒に歩んでこれたことを、途中で出会えたことを、ちゃんと感謝し、そのつながりを大切にしたい、そう考えました。
それは、今までもずっと考えてきたことですが、それをより強く、深く自分たちの指針として10年先を見据えていきたいと考えたのです。
そのために、何かを形に残そうと考えました。感謝しています、つながりを大切にしています、そう言葉でしめすだけでなく、行動で表現しようと、考えました。
出会ってくれてありがとう、つながってくれてありがとう、またいつか会いましょう、そんな感謝の気持ちと束縛のしない約束を伝えるようなものを、作りたい、と。
形のあるもの、感謝を伝えるのに使えるもの、そして、ビジネスの文脈でも使用できるもの。この条件に当てはまるのが封筒でした。
オリジナルの封筒をつくって、感謝の気持ちを伝えよう。
そう思って始まったのが「THANKS」です。
オリジナルのクリエイティブを制作し、それを表にデザインしたのものが、「THANKS」の封筒です。
これを季節ごとに更新しつづけることによって、これからのSUGOIの足跡をしめすものとなります。
さらに大切なことは、このクリエイティブをSUGOIだけでつくるのでなく、いろいろな文脈で、出会った人たち、出会いたい人たちと一緒につくります。
そうすると、10年後に「THANKS」を振り返ったときに、出会った人たちとのつながりが形として残される、「しおり」のようになってくれると思います。
1年後で4つのしおり、5年後で20個のしおり、10年後で40個のしおり。どんな人たちと出会い、どうなっているのか、全く想像がつきませんが、それでも、この40個のしおりは全てがSUGOIにとって大切な「THANKS」の証になってくれると信じています。
10年も先の話なんて、不確実なものでしかないですが、それでも、季節ごとの小さな約束を積み重ねながら、その先までたどり着いてみたいと思っています。