書いた文章を全消ししたい夜に出会ったのは、真っ裸の初心だった
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書いた文章を全消ししたい夜に出会ったのは、真っ裸の初心だった

株式会社SUGOI  愛とアイデアのある会社

なんか違う。でも何が違うのか分からない。

そんなとき、私たちはあれこれ手を打とうとします。

例えば、自分が書いた文章がしっくりこないとき。読んでほしい相手も、書く内容も見えているはず。なのに、なんとなくいいと思えない。

誰かに読んでもらってアドバイスをもらうけれど、それもそれでピンと来ない。

おそらく文章に限らず、仕事全般において「なんか違う」の感覚に苦しんだことのある人は、少なくないと思います。

そして私も、ふとした瞬間に鉢合わせる「なんか違う」に、いつも頭を悩ませている一人です。SUGOI学生インターンのめぐみです。

言葉にできないから、もどかしいんだ

ある夜、車の中でスマホに向き合う私たちは、なんか違うことだけは分かっていました。イルミネーションの光に照らされ、少し色を帯びた空間でぽつりぽつりと言葉を口にしながら。

「なんか”ここの文章”が、頭に入って来なかったんだよね」

SUGOIの代表ヨウジさんが、曇った声で言う。

前々から書き進めていたnote記事。正解は誰も持っていない。私のすぐ前に座るヨウジさんも。その隣でうんうんと小さく頷くCOOゆういちさんも。そして、書いた本人の私でさえも。

「そうですよね」

こうしたら伝わりやすくなりますか、なんて言葉は浮かんでこない。”ここの文章”をちょこっといじっただけで、3人の間に漂う違和感が、消える気もしなかった。

「大丈夫そう?」

車を降りてヨウジさんと別れ、ゆういちさんと私は別々の改札へ向かう別れ際だった。まっすぐな眼差しと、いつもよりゆっくりとした声。ゆういちさんが心配してくれていることは、この一言で伝わってきました。

「ちゃんと落ち着いて、考えてみます」

なんの説得力もない、弱々しい声で答える私に、ゆういちさんは「了解。お疲れさま」と言い残して歩いて行った。

平日のど真ん中、ときどき肩が当たる電車の揺れに身を任せながら、私は思いをめぐらせていました。誰も言い当てられなかった、私たちの違和感はなんだったんだろうと。

伝えたいことが一ミリも、伝わっていない

そう気づいたのは、家に帰り、真っ先に向かった机でパソコンに向き合っているときでした。

「…面白くない!!!!!」

こんな文章を2人に読ませてしまった後悔と、自分で書いたのに全然良いと思えない申し訳なさ。とにかく言葉にできない嫌な気持ちで、心はぐちゃぐちゃでした。

「私、こんなの書きたいわけじゃなかったのに」

書いて、直して、また書いてを繰り返す中で、置いてきぼりにしてしまった何かがある。

「記事を書く前、私はどこに心惹かれたんだろう」

何度も記事を読み返し、その度に全部消したくなる手を抑えながら、ほんとに伝わってほしかったものを探す。辛抱強く、じっくり、ゆっくりと。

そんな中でビビッと、ひらめいた言葉がありました。

「読んでいる人が、書いてあることを自分事にしづらい書き方だからだ、あなたもこの人と一緒だよ、他人事じゃないよって、言いたいはずなのに。これじゃ伝わらない」

喉に刺さった骨が、取れたような感覚でした。もう書ける、書きたい。ただ、その気持ちだけが、私の手を動かしていました。

「リライトしました!ご確認お願いします!」

次の日、この言葉とともに書き直した記事を送った私の中に、戸惑いはありませんでした。なんか違うって感情にのみこまれていた昨日が、だいぶ前のことみたいに。

「すごく変わったね、いいと思います」
「めぐみはこの書き方の方が、合っているね」

そう口にするヨウジさんとゆういちさんの声には、もう少しの曇りもありませんでした。

自分がいいって思うことが、全部のスタートライン

作ったものがなんか違うと思ったときに、見直すことはいくらでもあります。

目的を見直す。内容を見直す。参考にするものを見直す。

でももしかしたら、それらをいくら見直しても、なんか違うの正体が見えないこともあるかもしれません。

そんなとき、もう一度初心に返ってみるのはどうでしょうか?

私はなぜ、これを作りたいと思ったんだろう。
私はいつ、心が動いたんだろう。

自分の気持ちにもう一度潜ってみると、なんか違うと感じる理由を言葉にするヒントが見つかるかもしれません。すでに言語化されたものでは物足りない理由が、そこに隠れているかもしれないから。

そして、これを伝えたい!を形にできた上で、これでいいと思えることが、あらゆる作品や仕事のスタートラインだと思います。言い換えれば、自分がいいと思えないものは、誰もいいとは思ってくれないのです。

だからこそ、まずは自分の心が動く音に耳を傾ける。そんな自分以外の誰かの心に届くものを作るはじめの一歩を、常に大切にしていたい。そう思います。

以上、今週の「インターンめぐみのモヤモヤのち晴れ」でした!

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