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「知らない」という余白を受け入れる 僕らの学習帳 vol.095

デザインや絵画で何も書いていないスペースを、余白と言う。信頼関係のある二人の間の沈黙には、価値があると考える。音楽がなり始めるまでの一瞬の間を豊かに感じる。次のセリフを言うまでの俳優が黙っている時間に、固唾を飲んで見つめる。

僕らは、何もない空間や時間を「余白」と呼び、そこに価値を見出すことができます。にもかかわらず、知識がかけているところ、「知らない」という状態に対しては、恐れや嫌悪感を覚えてしまいます。

僕らがやるべきは、「知らない」を「ない」でとらえるのを止めることです。そこには余白があり、可能性や機会があるのです。


かつてイラク戦争を率いたアメリカ大統領のジョージ・W・ブッシュは、これとは正反対のアプローチをとり続けました。つまり、知らないというものを排除し、自分は全てを知っている、わかっている、という態度です。

知識が「ある」ことにこだわるあまりに、知識が「ない」ことに目を向けることができず、そこに潜む可能性を引き出すことができなかったのです。

疑いの余地がないほどの強烈なリーダーシップ。そこには、既知のものへの安心感で満たされていますが、それと同時に、それ以外の可能性を考えられない視野の狭さも含まれています。


僕らに必要なことは、「知らない」ことを受け入れる無知と、「知識がない」愚かな状態の無知をはっきりと分けることです。そうすることで、「わからない」「知らない」を受け入れることができ、ものを学び、機会や可能性を伸ばそうという態度をとり続けることができるようになります。



今回の僕らの学習帳は、「無知の技法 不確実な世界を生き抜くための思考変革 」のCHAPTER5「暗闇が照らすもの」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

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