
「5分間の親切」のネットワーク作り 僕らの学習帳 vol.083
ギバーが成功するために必要不可欠なものの1つに、ネットワークがあります。豊かなネットワークはギバーの成功を後押ししてくれます。
ネットワーク(コネクション)というと、有名な人や権力のある人、また現代でいうとフォロワーの多い人とのつながりを持てるかどうかと考えられます。
しかし、人を選んでネットワークをつくっていくのは、テイカー・マッチャーのネットワーク作りなのです。
とくに、テイカーは部下に対しては支配的にふるまいながら、上司に対しては驚くほど従順な態度をとります。それは、上司や権力者、有力者とのネットワークをつくるためです。有力者を大事にするのは、自分に直接的な利益をもたらすからです。
「自分にまったく利益をもたらさない人間をどうあつかうかで、その人がどんな人間かがはっきりわかる」
この言葉こそが、ギバーとテイカーのネットワークのつくり方の違いを端的に説明しています。
では、ギバー流のネットワークを作るために必要なことはなんでしょうか。それは「5分間の親切」です。
5分間の親切をする方法はとても簡単です。相手に、「何か手伝えることはありますか?、何か困っていることはありますか?」と聞くだけです。それを誰に対しても、分け隔てなく行い続けることです。
有名な人、フォロワーの多い人、何か技能を持っている人に対してだけでなく。誰にも見向きされない人、無名な人、なんの特別な技能も持っていない人、フォロワーがいない人。世間的に評価されていない人に対しても、です。
誰に対しても、どんな人に対しても、「5分間の親切」を行う。それを繰り返した先に、ギバー特有の、暖かい信頼関係のネットワークが完成します。
テイカーは、自分を偉く見せてくれる人とばかりネットワークを広げ、マッチャーは、人に親切にしてもらうためにネットワークを広げます。
しかし、ギバーは「与える」ために、ネットワークを広げます。このネットワークが、ギバーの成功の秘訣となるのです。
今回の僕らの学習帳は、「GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代 」のPART2「「名刺ファイル」と「フェイスブック」を見直せ」から、お話ししました。
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