喪失体験を振り返ること 僕らの学習帳 vol.151
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喪失体験を振り返ること 僕らの学習帳 vol.151

喪失を体験を乗り越えること、それはとてもとても大変な仕事です。時間も、精神力も、体力もつぎ込んでなんとか達成できる、それほどタフな仕事でしょう。

そして、ここで間違えてはいけないのは、喪失をやり過ごすことと、喪失を乗り越えることは、大きく異なるということです。

喪失の悲しみがあまりにも大きすぎるため、喪失の直後にはやり過ごすことしかできなかった。そんなことはよくあることだと思います。そんな辛い時に、乗り越えなければいけない、と叱咤激励するのも無茶なものでしょう。

しかし、それと同時に、やり過ごしてしまった喪失体験は、「未完了の仕事」として心の中に残り続けます。

この未完了の仕事に向き合わないままにしておくと、思わぬところで、その感情が溢れかえって問題につながることがあります。


たとえば、若い時に息子さんを亡くしてしまったお母さんは、何十年も経った後で、息子を亡くしたことを受け止めきれなかった過去が爆発して、娘に怒りを向けてしまうということがあります。

その時の怒りが、息子が亡くなっているはずがないと言うものだったそうで、そこには、受け止めきれなかった「喪失」が隠れていることを思わされます。

このお母さんほどのものではないにしても、喪失というものに向き合うことができないままで人生を過ごすことは、心に重りをしたまま生きるもののようになってしまうようです。

そこで、必要なことは、折をみて喪失体験を振り返ることです。振り返るタイミングも、振り返りかたも決まった形はありません。大切なことは、振り返ることです。それも、真っ直ぐに。

もちろん、この喪失を振り返ることは、痛みを伴います、改めて悲嘆を感じることとなります。それでも、過去を受け止めて、より良い今を生きるために必要なことです。

さらに、喪失により失ったもの、逆に気づいたもの、獲得できたもの、これからの喪失への向き合いかたなどについても考えることによって、自分を見直す機会にもなります。

喪失という自分の人生に大きく影響を与えたものにもう一度触れることによって、自分の人生をみつめ直す。そういう機会にもなりうるものとなります。


今回の僕らの学習帳は、7月の本で遊ぶじかん2で扱った「喪失学」からお話ししました。動画では、このテーマについて、SUGOIのメンバー4人で話をしています。さらに考えるきっかけに、動画をぜひご覧ください。

(動画は現在準備中です)

また、SUGOIでは毎月読書会「本で遊ぶじかん2」を開催しています。誰でも参加できて、読書もできて、しかも、楽しい議論ができる読書会です。

興味のある人は、ぜひこちらのnoteのマガジンをご覧ください。


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