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「学習」こそが僕らのもつ強みだ(った) 僕らの学習帳 vol.043

筆者は知能についても、生命と同様に、シンプルで強力な定義を提案している。それは、「複雑な目標を達成する能力」である。

では、この複雑な目標を達成するための能力とはどんな能力のことなのか。つまり、知能の中にはどのような能力が含まれているのか。

筆者は、その中でも特徴的なものとして、記憶・計算・学習の3つを挙げている。

たとえば、メモ帳に買い物リストを書く、これは情報を保存するための僕らがよく使う生活の知恵です。他にも仕事を頼まれた時に、付箋にメモしてパソコンや机に貼っておく。

こういったことを当たり前に僕らはしていますが、これが記憶、です。情報を一定期間(出来るだけ長く)維持することを、記憶と言います。

かつては、自分たちの脳みそや紙などだけが、記憶装置として働いていましたが、今では、パソコンやハードディスク、携帯電話などが、100ギガ以上の記憶容量を持っていることも珍しくありません。

このように莫大な情報を維持することを、記憶と呼びます。


それでは、計算とは何かと言うと、その情報を組み替えることです。足し算や引き算なども計算ですし、文字と文字を組み合わせて長い文章を作るのも計算です。

とにかく、記憶している情報を別の形に変換することを計算と言います。

なぜ計算が必要かというと、記憶に容量を使うよりも、計算に使った方が効率的だからです。

わかりやすくいうと、あらゆる料理(情報)を持っておこうとすると、大変です。そんな大きな冷蔵庫(記憶容量)なんて持っていません。その代わり、材料(情報)を使って、自分の求める料理を作る(計算)方が効率がいいということです。

これが計算によって、より効率的に、目標を達成する方法です。

さらに、学習をすることによって、この目標を達成することがより簡単になります。学習とは、計算の能力をアップデートすることです。


人はゲームをするとどうやればいいかを覚えます。そして、そのやり方をより良い方法へと学習していきます。

数学でも、足し算を掛け算にする事でより簡単になりますし、さらには方程式や公式を使うことで、より効率的に目標を達成できます。

これが計算をアップデートする、学習です。


たとえば、めちゃくちゃ美味しいカレーを作るという目標があったとすると、学習能力のないロボットの場合は、まずめちゃくちゃ美味しいカレーのレシピが必要で、それを教えることでできるようになります。それまでは何もできません。

さらに、そのレシピが間違えていたとしても、そのロボットは永遠にそのカレーを作り続けるでしょう。

一方、人間は、(もしくは学習能力のある人工知能)失敗したカレーから、味付けを変えたり、火加減を変えたり、材料を変えたり、調理法を変えたり、と学習を続けます。それを続けることでいつかめちゃくちゃ美味しいカレーにたどり着くことでしょう。

そうなのです。「学習」というありふれた言葉が、人間と人工知能を分けている(いた)のです。


今回の僕らの学習帳は、「LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ」の第2章「物質が知能を持つ」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

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