サンタクロースは、何者ですか? 僕らの学習帳 vol.169
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サンタクロースは、何者ですか? 僕らの学習帳 vol.169

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12月になると、おもちゃ屋さんには、サンタクロースの「お手伝い」をするお父さん、お母さんがたくさん見られます。

そして、子どもたちはこの1年に1回の、このサンタクロースという奇跡をどう使おうかと一生懸命考えているようです。

それにしても、なぜ私たちは、このサンタクロースという謎のおじさんにプレゼントを渡させるのでしょうか。

親は子どもにプレゼントをするのが、恥ずかしいのでしょうか、気まずいのでしょうか。

もしそうであれば、誕生日も、サンタクロースのような人物を作り上げるはずですが、この日ばかりは、親からのプレゼントだということを伝えた上で子どもに渡します。

つまり、子どもにプレゼントを渡すことはできるのです。それにもかかわらず、わざわざサンタクロースというものを発明したのです。

このサンタクロースが、一体どういうものなのか。結論から言うならば、見返りを必要としない純粋な贈与を完成させるためのシステムです。

誕生日を考えてみると、子どもたちは大きくなると、親の誕生日をお祝いしようと考えます。自分たちが誕生日にお祝いをしてもらっている分、親にも何かお返しをしようと。

肩たたき券であったり、手料理であったり、お絵かきやお手紙など、子どもたちのできる範囲で「お返し」をしようとします。

しかし、クリスマスプレゼントを親に渡そうということは、ほとんどありません。

なぜなら、子どもたちは、親からプレゼントをもらっていないからです。いつだって、クリスマスプレゼントをくれるのは、サンタクロースであり、親ではありません。

そして、親もそう誤解されることを喜んでいます。喜んでいるどころか、誤解をさせるために全力を尽くします。

それによって、送り主である親の存在を消すことに成功します。そして、お返しができない状況を作り上げています。

つまり、このサンタクロースという存在を作り出すことによって、親たちは、子どもたちに負い目(=お返しをしなきゃいけないという感覚)を生み出すことなく、プレゼントをすることができるのです。

もしかしたら、いや、だからこそ、クリスマスは誰かのためでなく、家族みんなで楽しめるイベントなのかもしれません。

そう、存在するかどうかわからないサンタクロースという謎のおじいさん、純粋な贈与を完成させてくれる存在を発明したおかげで。


こちらの本は、SUGOIで毎月開催している読書会「本で遊ぶじかん2」で扱ったものです。

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