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カンディンスキーでアウトプット鑑賞 僕らの学習帳 vol.105

美術館でアート鑑賞をしていると、ある疑問がムクムクとわきあがってきます。

「これは何を描いたものなんだろう?」
「これはどう評価すればいいんだろう?」
「これはどういう意味があるんだろう?」

その答えを求めて、解説パネルやオーディオガイドを頼ると、なんとなくわかった気になって、次の絵に移動する。

美術館でこのような移動をしたことがある人はたくさんいると思います。でも、これこそが「自分なりの答え」を放棄している瞬間なのです。


たとえば、このワシリー・カンディンスキーの「コンポジションVII」には、何が描かれているでしょうか?

そんなこと言われても、どう見たらいいかわからない。もしくはよくわからない、で止まってしまう。絵の前に立って、にらめっこをしていても、何も思い浮かばないなんてこともあるかもしれません。

そんな時に、使えるのが「アウトプット鑑賞」です。

アウトプット鑑賞では、主観から客観と、客観から主観の2つの方向を意識してみます。

まず、作品を見てどんな感じがするのか、感覚的にどう思ったのかを素直に言ってみます。「うるさい感じがした」「きれいな感じがした」「やさしいイメージ」「寂しそうな感じ」など。

この主観的な意見に対して、自分で質問を重ねます。「どこからそう思う?」と。

青くて太い線が見えたから、寂しそうに感じた。うるさい感じがしたのは、同じような形が少なくて統一感がないから、など。


次に、作品の中の事実を見つけてみましょう。「たくさんの色が使われている」「子どもの顔が描かれている」「線が太い」など。

この客観的な事実に対して、自分で質問を重ねます。「そこからどう思う?」と。

たくさんの色が使われているから、元気が出そうな感じ。線が太いから、豪快で強い感じがする、など。


このように主観と客観を行ったり来たりすることで、自分がどう感じるのか、どういうものを見ているのか、どんな意味を感じているのか、がはっきりしてきます。

もちろん、作者や批評家の説明や正解は存在しますが、それは結局のところ他人が見つけた正解でしかありません。それよりも大切にするべきは、自分なりの問いと回答を見つけることです。


今回の僕らの学習帳は、「13歳からのアート思考」のCLASS3「アート作品の「見方」とは?」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

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