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結局、コミュニケーション能力ってなんだろう? 僕らの学習帳 vol.143

「コミュ障」という言葉がはやったのは、コミュニケーション能力が低ければ、それは「障害」になってしまう社会だということを、意味していました。

ただ、ここで言われている、コミュニケーション能力が低いとはどういう状態なのでしょうか。改めて考えてみると、コミュニケーション能力というものの説明はとても難しいものです。

たとえば、就職活動の場面。ここ数年、コミュニケーション能力の高い学生が求められているということは、よく言われています。そのために、グループディスカッションや面接などが、採用活動でも積極的に取り入れられていきました。

また、学校生活の中でも、ディベートや自由研究など、コミュニケーション能力を高めるための取り組みが行われています。

しかし、どの場面においても、求められているコミュニケーション能力がどんなものかは説明がされていません。それどころか、企業でも学校でもコミュニケーション能力は、2つの真逆の能力を求められているようです。


よく話題にされる採用面接でのこの2つの質問。
「学生時代に身につけた力はなんですか?」
「他に選考に進んでいる企業はありますか?」

前者では、自分の考えていることをわかりやすく話す能力を求めていますが、一方、後者では、企業の空気や相手の望むものをくみ取る能力を求めています。それも同じ面接の場で。

つまり、企業が求めている「コミュニケーション能力」とは、2つの能力のことを指しているのです。それも、正反対の能力を。

この相反する2つの要求に板挟みに合っている状態をダブルバインドと言うのですが、世の中のコミュニケーションには、常にこのダブルバインドがつきまとっています。

たとえば、あなたが健康であればそれでいい、と言いながら、勉強をして外で遊んでばかりの子どもに対して、怒ったしまう親や教師であったり、君の思ったことを言いなさい、と言いながら、勝手なことを言うんじゃないと注意する上司であったり。

コミュニケーション能力というものを考えてみると、ダブルバインドなものばかりが目につきます。

かと言って、この状態を世の中がおかしい、社会が狂っていると批判するのではなく、このダブルバインドな要求をどう乗り越えていくのか、どうコミュニケーションをとっていくのかを、考えていく必要があります。

まずは、コミュニケーション能力というものが、イメージするよりも複雑で矛盾したものなんだと気づくところから始めてみましょう。



今回の僕らの学習帳は、6月の本で遊ぶじかん2で扱った「わかりあえないことから」から、お話ししました。動画では、このテーマについて、SUGOIのメンバー4人で話をしています。さらに考えるきっかけに、動画をぜひご覧ください。

(現在編集中)



また、SUGOIでは毎月読書会「本で遊ぶじかん2」を開催しています。誰でも参加できて、読書もできて、しかも、楽しい議論ができる読書会です。

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