動きにくい世の中だからこそ、日常をときめかす旅を探しにいこう。
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動きにくい世の中だからこそ、日常をときめかす旅を探しにいこう。

旅とは、少し遠くへ行ってみることです。

行きたいところリストを書いてみたり、近場をドライブしてみたり、地図アプリで行ったことのない場所を眺めたりするだけでも、意外と面白い発見があるものです。

私は最近、旅気分になれるもの探しにハマっています。

例えば、家からすぐのところにあるホームセンターでスイーツや軽食を売っていて、高速道路のパーキングエリアで食べるようななぜか格別に美味しい今川焼きが、日々のお散歩圏内にあることが判明したのは、このお盆休みのことです。

さらに、何度か降り立ったことのある田園調布駅の周辺は、放射円状に道が作られていることも、地図アプリで東京をボーッと探検していたから見つけることができました。

そんな風に、何の役にも立たないかもしれないけれど知らなかったことを知れる瞬間は、いつもニヤニヤしてしまうSUGOI学生インターンのめぐみです。こんにちは。

旅とは、少し遠くへ行ってみることです。

それは実際に足を運んだり、物理的に遠くまで行けなくてもできることだと思います。

料理を作る。
文章を書く。
人と出会う。

そういった日常を違った視点で見ようとするだけで、私たちはきっと旅に出ることができます。いつもの自分から、環境から離れて、新鮮な空気を吸えるのです。

実は先週、その旅の感覚を味わう出来事がありました。


「めぐみ、やってみない?」

水曜日の朝、COOゆういちさんから伝えられたのは、映像編集ソフトを使って挑戦してみて欲しいことがあるということ。

「参考の動画があるから、大丈夫」

と、ゆういちさんはzoom上で動画を見せてくれました。

(カタカタカタ)

社内チャットの通知音が聞こえてメッセージを見ると、代表ヨウジさんから今見ていた動画とは別の動画が送られていました。

スクリーンショット 2021-08-18 13.57.10

「こっちを見てみよう」

そう言いながらゆういちさんが共有している真新しい動画を、私はカフェで大学生らしき人が勉強をする傍でじーっと見ていました。

映っているのは、パソコンの画面。そこで操作している内容を、男性が英語で話している声が聞こえています。

「英語が聞き取れなくても、画面でやっていることを真似すればいけると思う」

お手本となる映像では、雲の上を火の玉のようなものが走っていました。

「こんな感じで。何をしているか分からないとか、言っていることが分からないって時は、すぐに聞いて。悩まなくていいところの場合もあるから」

そう言って、ゆういちさんはzoomの画面共有を閉じました。

「レベルアップだね」とつぶやくメンバーのモモノさんと「分からなかったら聞いて」と何回も言うゆういちさんに「はい」と答え、私はzoomを閉じました。


他の作業を済ませ、お昼ご飯を食べて、いざ例の動画を見ながら作業を始めた頃には15時を回っていました。

(さっさとやらないと、夜の打ち合わせに間に合わない)

そう思いながら、朝とは別のカフェでパソコンを開きました。動画の長さは20分。

(これくらいなら、そんなに時間もかからないかな)

そう思いながら手を動かし始めて1時間。結構進んだかなと思って見た動画のタイムコードは、5分13秒。

(うわ、全然進んでない…)

3秒だけ背伸びをしてから、パソコンに視線を戻す。そして動画を再生する。イヤホンから動画の音が流れる。作業の世界に戻される。でもやっぱり聞こえる、イヤホンの外の音。

「…はぁ」

環境を変えれば集中力は復活すると信じて、私はカフェから自宅へ戻ることにしました。動画の続きを見た帰り道のバスの中、私はひたすら手を動かしたい欲に浸かっていました。


8時間ぶりの自宅。扉を開けて浴びたモヤッとした空気を退治すべく、エアコンのリモコンをめがけて玄関へ上がりました。

マスクを外す。洗面所に向かう。手を洗う。手を拭く。部屋へ戻る。リュックのファスナーに手をかける。パソコンをつかむ。机に置く。パソコンを開く。ユーチューブの画面を開く。動画の再生ボタンを押す。

(バスの中で聞いたことを早く自分の手でやりたい)

私は自然とパソコンの画面にかじりついていました。


「えー?なんでよ!」

動画の通りに設定を変更したいのに、動画に映っている項目が見つからない。そんな時は、大きな独り言で動画の中の男性に文句を言いました。

「そんなのないよ!」

とはいえ、男性は優しく教えてくれるわけではないので、自分でどうにかするしかありません。

(他の人に聞いてみようか)

「分からなかったら聞いて」と言うゆういちさんの声が聞こえたような気がして社内チャットを開くけれど、手が止まる。

(自力でどこまで分かったか説明するなら、一度ググってからにしようかな)

そう思って再びユーチューブの再生画面を開き、画面を大きくして、男性が変更していた設定の項目に何と書いてあるか、目を凝らして解読することにしました。

「ぶいしーからー…びぶ…ばいぶらんす?」

それっぽく読み解いた単語たちを忘れないように口ずさみながら、検索画面を開き、文字を打つ。

アフターエフェクト vccolor

と打ったところに、見覚えのある文字列が予測変換で現れました。

アフターエフェクト VC Color Vibrance

「これ!!!!!!!」

結果、VC Color Vibranceというものをインストールして、無事に動画と同じように設定を変更することができました。


そうこうしているうちに、あっという間に聞こえてきた社内チャットの通知音。

スクリーンショット 2021-08-18 15.26.32

(わ!終わってない!!)

少し早めに入ったzoomには、先にゆういちさんがいました。

ゆういち:どう?進んでる?
めぐみ:20分のうち13分くらいまで来ました、もう少しです…
ゆういち:あ、いけるね!

自分の中では、順調なのか順調じゃないかすら分かっていませんでした。でも、ゆういちさんがそう言うなら、順調なんだろう。そう思うことにして、残りの作業に取り掛かりました。


動画で残り7分ぶんの作業を終えたのは、夜の打ち合わせを終えて約1時間後。

スクリーンショット 2021-08-18 16.06.55

出来上がったのはこんな感じでミサイルが雲の上を飛んでいく映像です

それまでの作業と比べて、案外すんなり進んだことに拍子が抜けつつ、自分が目の前の映像を作った感覚も持てないという、達成感とは程遠い終わり方でした。

ただ、作ったものを何度も再生するうちに、自分の手で作ったという事実がなんだか感慨深いものに思えました。達成感よりエモーショナルな何かを感じた訳です。

それは、8時間前の映像を作り上げていない自分から離れた、一歩進んだ感動のように思います。

そして、この感動は、以前なんの気遣いもなしに遠くへ行けた時期、旅の真っ最中に感じるものと似ている気もしています。

事実としては、参考動画を見ながら映像を作った。ただそれだけです。

オリジナリティも遊び心もありません。つくるという目の前の行為に必死にしがみついていただけです。

でも、その体験のおかげで私は何かを得ました。

上手くいかなかった時間も、順調に前へ進んでいる気がしてきた時間も全部含めて、私がやったという感覚のある体験のおかげで、何かを得た気がするのです。

それは感動という心の栄養かもしれないし、スキルという人生の持ち物かもしれません。少し前の自分から少し遠くにいるような感覚が、確かに私の中に何かを残しました

そして、この感覚こそが旅だと思います。

日常の出来事を通して、少し遠くへ行った感覚になる。これがきっと、私たちの日常をときめかせるヒントだと私は信じています。

物理的に遠くへ行くことはしばらく難しいかもしれない。だからこそ、こうして身近なところで旅をする感覚を磨き、楽しみ、味わう期間にしていきたいものです。


以上、今週の「ど素人インターンがみたクリエイティブカンパニー」でした!

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