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アートかどうかは誰が決める? 僕らの学習帳 vol.108

これまでアートの常識を打ち破ってきました。「うまい」ものがいい、「リアル」なものがいい、「美しい」ものがいい、など。

でも、僕らは気づかないうちに、そもそもの常識にとらわれてしまっています。それは、アートかどうかという考え方です。

いつだって無意識に、これはアートかどうかを判断しています。たとえば、商品パッケージをアートとは呼びませんし、商品が並んでいるスーパーを美術館だとは思いません。

でも、額に入れられた絵画を見るとアートだと思い、アートを見に行く時は、絵画が並んでいる美術館に行きます。

ここには、アートという「階級」が存在します。許されたものだけが美術館に展示されるように、資格を得たものだけが値段を付けられるように、アートの世界の城壁の内側に入れるものだけを、アートと呼んでいます。


この常識に挑んだのが、アンディ・ウォーホルです。彼は「ブリロ・ボックス」という作品で、アートの城壁を破壊してしまったのです。


アンディ・ウォーホルがこの作品でやったことは、ブリロ洗剤という商品のパッケージを、コピーして箱に複製しました。その箱をたくさん並べたものをアート作品として提出したのです。

この複製作業は、工場で大量生産するように行われました。まるでアート作品ではなく、商品かのように。

というか、彼のメッセージはおそらくこうです。大量生産するアートがあってもいいし、商品デザインがアートになってもいい。アートかどうかなんてどうでもいい。


「ブリロ・ボックス」をはじめ、アンディ・ウォーホルは大量生産のキャンベルのスープや、有名人のブロマイドをもとに作品を作り続けました。それによって、提示される問いはいつも同じも、これはアートですか?というものでした。

「階級」によって分けられていたアートの世界とそれ以外の世界。しかし、アンディ・ウォーホルの登場によって、その世界の区別自体がまやかしだったと気づかされます。

「階級」によって守られていたアートという世界はなくなり、広々とした平野が広がったのです。そして、彼の作品は、その平野にたちすくむ僕らに問い続けます、アートとはなんなのか?と。




今回の僕らの学習帳は、「13歳からのアート思考」のCLASS6「アートってなんだ?」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

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