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インドで白内障を大量に治療した病院について(慈善とビジネスの両立) 僕らの学習帳 vol.020

政治の分野だけでなく、動物の保護団体や貧困撲滅のために活動している人たち、また教育や医療の現場にも、社会活動をしている人たちが、たくさんいます。

そして、こうやって上げていくと、このような領域は、営利を求める企業が、手をつける所ではないような気がしてきます。

そして、このような活動は、非営利団体やNPO・NGO、またはボランティアといった善意や慈悲の精神で成立した団体の領域だというように考えてしまいがちです。

しかし、C.K. プラハラードというビジネス戦略家は、このように考えるべきだと提案しています。

「世界の貧困層を低賃金労働者や慈善心の受け手と考えるのではなく、クリエイティブな起業活動のパートナーとして捉える」べきだと。


この考え方に基づいて、ビジネスとして成功しているのが、インドにあるアラビンド眼科病院です。この病院は、年間25万件もの白内障手術をこなしているというのです。

それも、慈善事業ではなく、しっかりとビジネスとして継続可能なモデルを維持しながら。

ちなみに、インドにおける白内障の手術は、欧米から輸入された手法・設備を使うか(ほとんどのインド人には手が届かないほど高価だった)インドの伝統的な手法に頼るか(効果はあまり期待できないものだった)の2択しかなかった。

そこで、アラビンド眼科病院では、白内障の手術を、工場の組み立てラインのように流れ作業に仕立て上げたのです。さらに、患者の病室は、患者たちが普段生活しているような床にマットを敷いただけのものにしたのです。

このシステムを導入したことによって、患者の3分の1は無料で、残りの3分の2の人々は、およそ7000円ほどで治療を受けられるようになったのだという。

このようにして、アラビンド眼科病院は、現地の人々の生活を丁寧に観察・共感し、システムを作り上げたのです。そして、もちろんビジネスとしてもしっかりと成立させたのでした。


このように、デザイン思考は、一般的な企業活動だけでなく、社会問題を解決するのにも、大きな力を発揮するものです。

そして、それは、今回のような医療の現場だけではなく、教育・貧困・健康・食糧問題などさまざまな問題に適応できるものなのです。



今回の僕らの学習帳は、「デザイン思考が世界を変える」の第9章「デザイン・アクティビズム」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

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