名も知れぬ読書会を始める理由は、社会人2年目の彼が気づかせてくれた
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名も知れぬ読書会を始める理由は、社会人2年目の彼が気づかせてくれた

株式会社SUGOI  愛とアイデアのある会社

「オンラインでお互いをより知り合えるコンテンツって、どんなものがあるかな?」

2020年の5月頃、友人から届いたLINEメッセージ。

「新卒同士のコミュニケーションが取りづらくてさ、研修も業務も全部オンラインだし」

自分より一足早く社会人になった同級生の彼のメッセージには、そう書かれていました。回り道をしていたらいつの間にか大学に6年通っていた、SUGOI学生インターンのめぐみです。

「私が知っているものでよければ、いくつかあるよ!」

声を大にして、オンラインでのコミュニケーションに長けていると言えるわけではない。でも、少しばかり自分がやったり、見聞きしたことがある方法はあって、それを見込んできっと彼が頼ってくれたはずで。

この春から社会人の階段に足を踏み入れた同級生は、今みんな同じよう悩みを抱えながら日々を過ごしているのだろうか。

ざわつく世の中の真っ只中で社会人生活をスタートした同級生たちに、ふと想いを馳せながら、これでいいならと、思いつく限りのアイデアを打ち込み、彼へ返信をしました。

そんなやりとりをしてから、数ヶ月後。世の中がだいぶ落ち着き、ちょっとだけ深く息を吸って外に出られるようになった頃、久しぶりにその彼と食事へ行くことになりました。

「そういえば、あの時教えてもらった方法で同期の仲を深めることができて、今はおかげさまで仲良く仕事ができているよ。ありがとう」

私たちのすぐ横には、天井あたりまでずらっと本が並んだ本棚。そんな立派な本屋さんの中にあるカフェで食べたロコモコ丼は、その頃の数ヶ月で一番味のある食事でした。一人暮らしの部屋でぽつんと食べる食事とは、全く違う世界の食べ物みたいに。

「そっか、少しでもお役に立てて良かった」

マスクに慣れすぎて、どう表情を作ればいいのか分からず、彼の顔を見ることすら躊躇ってしまって。

半分くらい食べ進めたロコモコ丼の温泉卵を崩すついでに「わー美味しそう」と呟いて、私はニヤつく気持ちを誤魔化していしました。

イベントページの奥に、想像すべき人たちがいる気がした

「めぐみ、読書会のイベントページを作ってくれる?」

SUGOIのCOOゆういちさんからそう告げられ、社内チャットにイベントページを編集するためのログイン情報が送られてきました。

「わ、わかりました」

正直、送られてきたログイン情報を打ち込む私には、モチベーションが見えていませんでした。

今まで3年間、SUGOIでは読書会を行ってきました。

そして、イベントページの作成やどんな人が参加するかの把握など、読書会当日までの準備は、ほとんどゆういちさんがやっていました。

だから、というのはただの言い訳ですが、この読書会をどんな人へ届けたいとか、どんな人に来て欲しい、みたいなことを深く考えた機会はほとんどなかったように思います。

そんな中、この1月に、その読書会をリニューアルすることになりました。

コンセプトは、あなたを始めるワークショップ

もちろん社内で、そこにきて欲しい人の見目姿を想像し、何度も議論しました。けれど、その人たちは私にとって、近いようで遠い人たちというか、しっかり情をのせられる人には、まだ遠い存在だったように思います。

だから、イベントページを作ろうとパソコンを目の前にした私が、本当に読書会へ来て欲しい人たちを思い浮かべられていたかというと、心から大きく頷くことはできませんでした。

「どう?できた?」

すぐ横で別の作業をしているゆういちさんの問いかけに、ぼんやりした返事しかできない自分が嫌になりそうな瞬間もあって。パソコンの画面を見つめながら、何度もキーボードを叩く指が止まりました。

”どうして私が、このページを作るんだろう”

何も考えず、作ればいいのかもしれない。社内で話したことをもとに、みんなで想像した人の顔を思い浮かべて、それっぽく文章を打ち込んでいけばいいのかもしれない。

でも、そんなやらされているだけの私には、私が納得できなくて。

「誰に届けたいのか?」

じーっとイベントの名前を見つめる中で、ふとそう自分に問いかけたときにまず浮かんできたのは、あの彼と同じ社会人2年目の同級生たちの顔でした。

同僚同士のコミュニケーション環境を整え、仕事のしやすい空気を生み出す人。
新卒の後輩たちの面倒を見て、もっとステップアップをしたいと、新年の抱負を考えている人。
3年目の階段を登る自分を俯瞰して、昇格や転職のような、大きな一歩を踏み出す未来を想像し始めている人。

「あぁ、私は社会人2年目の終わりが見えてきた同級生のみんなに、3年目の新しい自分を思い描いているみんなに、この読書会を届けたいんだ」

そう思えた時、やっと息を吸えるようになって、パソコンの上に置いた指が動き始めました。これだ、これだ、という感覚を全身で受け止めながら。

見えない誰かに届ける仕事なんて、できっこない

読書会が目指すものは変わらない。届けたい人も変わらない。それでも、自分の中の、自分だけの理由が見つかった瞬間から、読書会を自らの言葉で語れるような気がしてきました。

今、この世界のどこかで、日々一生懸命に生きているあの人に、もっと大きく、一歩を踏み出したいあの人に、この読書会を届けたい。

そんな風に、手触り感のある、私が届けたい人に、届けようとしなきゃダメなのだと思います。それっぽく作ったペルソナは、きっと意味がありません。

あくまでも、社会人2年目のビジネスパーソンは、私なりのペルソナで、SUGOIのメンバーの中にはそれぞれ、異なる読書会を届けたい相手がいるはずです。

それは、社会人5年目の人かもしれないし、私たちと一回り違う社会人20年目の人かもしれないし、はたまたまだ社会人になっていない大学生かもしれません。いずれにしても、自分と離れた遠くの誰かではなくて、今までの人生で関わりを持った誰かであるはずです。

そしてどんな仕事でも、プロジェクトでも、こんな風に心から届けたいと思える相手がいなければ、私たちは誰かの操り人形になってしまいます。

だからこそ、いつだって心のどこかにはあなただけの理由を持って仕事をすること。それが、まだ小さな仕事やプロジェクトを育てるために、忘れたくない意志なのかもしれません。

以上、今週の「インターンめぐみのモヤモヤのち晴れ」でした!


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