見出し画像

大きな物語を信じない僕ら 僕らの学習帳 vol.078

この世の中や世間、空気というものの役割はなんなのか、なぜそのような力が働くのかと考えてみると、その有力な答えの1つが、「物語」です。

「いい大学に入って、いい企業に入ろう」という物語や、「努力すれば夢は叶う」という物語や、古いもので言えば、「生まれた家の仕事をちゃんと継承するべきだ」という物語など。

時代や社会に応じて、信じるべき物語は変化しているものの、世間や社会はある物語を共有するように働きかけます。

この物語を対象化すること、客観的に見つめること、そして、物語を信じきれない疎外感を味わうこと、これが統合的段階の1つとなります。


僕らは、知識を蓄えて、貯金をして、出世を求め、人とのつながりを増やそうと努力します。いつか死ぬにも関わらず。

この「死」という誰もが避けることのできない衝撃を、僕らは人生のほとんどの時間で、無視をします。できる限り、考えないようにします。

人は誰しもが死を迎えます。しかし、その事実を無視するために、拒絶するために、知識を蓄え、資格を取得し、健康を増進し、自己を鍛錬し、財産を増やそうと努力をします。

そして、自分が強くなったように感じたいと思うのです。しかし、死は決して遠ざかりはしません。ずっとそこにあります。

統合的段階はこの状態に決定的な質問を投げかけてきます。
「死の視点から眺めた時、果たしてそれは真に価値を有するのか?」


世の中にありふれる物語を信じきれなくなり、自分の肉体がいつか滅びるという事実から出発することで、僕らは統合的段階に近づくことが可能です。

その時に考えるべきは、ヴィクトール・フランクルが残した言葉、「人生がわれわれに何を期待するのか」ということです。

この質問自体がかなり難解ですが、だからこそ考え続ける意味があるのかもしれません。



今回の僕らの学習帳は、「入門 インテグラル理論」の第8章「今、真に「統合的」であるとはどういうことか」から、お話ししました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

僕らの教室

僕らの放課後(youtube)

僕らの放課後(podcast)



僕らの学習帳は、「遊びたりない、学びたりない人」に向けて、クリエイティブにまつわる遊び=学びを伝えるコンテンツです。

講義スタイルの「僕らの教室」、ラジオスタイルの「僕らの放課後」と合わせて読んでいただくと、より遊びも学びも深まります。

ぜひ一緒に、もっと遊び、学びましょう!


あと、5分だけください👉

スキ嬉しいです!!コメントももらえると嬉しいです!
3
「愛とアイデアのあふれる世の中をつくる」をビジョンにかかげる、クリエイターだけの会社。 (ちなみに、社名のSUGOIとは、愛とアイデアがかけ合わさって生まれるときに、自然に出てくる感動の一言から) 2023年までにティール組織になることを目標に、メンバーを募集中。

こちらでもピックアップされています

僕らの学習帳
僕らの学習帳
  • 118本

平日毎日更新の学習帳です。本の内容を解説する「僕らの教室」、その教室の内容についてトークする「僕らの放課後」この2つのコンテンツの内容をコンパクトに文字でまとめています。合わせて楽しんでください!

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。