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人工知能よりも、人間のことが、わからない 僕らの学習帳 vol.041

50年以上前に、人工知能はどういうものを目指すのか、そして、どのようにして知能爆発が起きるのか。そのヒントとなる言葉を、少し長いけれどここで引用してみます。

1965年にイギリス人数学者のアーヴィング・J・グッドが唱えた、知能爆発に関する次のような主張(中略)

「どんなに賢い人間の知的活動をもはるかに凌ぐことのできる機械を、超知能マシンと定義しよう。
機械の設計はそのような知的活動のひとつなのだから、超知能マシンはさらに優れた機械を設計することができる。

すると間違いなく『知能爆発』が起こり、人間の知能は大きく水をあけられることになるだろう。

したがって、最初の超知能マシンは、人間が作るべき最後の発明品である。
ただしその機械は十分に従順で、手なずけ方を我々に教えてくれるものでなければならない」


実際の知能爆発を起こすためには、機械の設計をできる機械を発明することが必要であるということです。

そうすれば、あとは機械が勝手に自分自身をアップデートし続けるからです。そしてそのスピードは人間がアップデートをしていくよりも圧倒的に早くなることは間違いなく、そのさきに知能爆発が起こります。


その知能爆発が実際に起きた時に、どうなるのかをこのプロローグは書いていますが、詳しくは、この本を読んでいただくか、僕らの教室や放課後をご覧ください。

その中で描かれているオメガチームの物語はフィクションではありますが、プロメテウスという超知能が人間を「平和」に導いてくれる可能性を示すポジティブな物語となっています。

ちなみに、このプロメテウスが人間を平和に導いていく時に、掲げた政治的なスローガンは次の7つでした。
1 民主制
2 減税
3 政府による社会事業の削減
4 軍事費削減
5 自由貿易
6 国境の開放
7 社会的責任を担う企業

これによって、最終的には軍事的な争いがなく民主的な世界が完成するという物語が、プロローグでは描かれています。

そこには優れた社会サービスや教育、インフラも世界的に提供されるユートプアのような世界です。

この超知能プロメテウスによって築き上げられた民主的な世界に生きているとしたら、僕らは何を思うのでしょうか?これこそが、人間が求めてきたものなのでしょうか?もしくは、もっと違う世界を望むのでしょうか?

人工知能の話をしていく先に、たどり着くのは、人間とは何か、幸せとは何か、といういつまでたっても答えの出ない問題です。

僕らは人工知能を通して、人間のことについて答えを出さなければいけない時代にきてしまったようなのです。

そのためにも、まずは次回からは人工知能という存在について考えていきたいと思います。



今回の僕らの学習帳は、「LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ」のプロローグ「オメガチームの物語」から。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。

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