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バンクシーが世界に見つかった 僕らの学習帳 vol.127

バンクシーというアーティストのすごさは、アートの世界にも、その外側にも受け入れられているところです。

2019年には、サザビーズという世界最古の国際的な競売会社から、彼の作品が987万ポンドで落札されたことが発表されました。これは日本円にして13億円にもなります。

これは、アートという特殊な文脈の中で、彼の作品が受け入れられていることを意味します。

しかし、かといってアートの業界人にだけ受け入れられているわけではありません。むしろ、バンクシーの作品は、アートからかけ離れた人にこそ愛されています。

たとえば、彼がブリストルで行った展示「バンクシー VS ブリストル・ミュージアム」 では、4時間待ちの長蛇の列を作るほどの熱狂を生み出しました。この時の来場者の大多数は、これまで美術館を訪れたことがない、もしくは、数年ぶりの来訪だった人たちによって占められていました。

このように、現在ではアートの外でも中でも評価されているバンクシーですが、そのきっかけは2005年にありました。


彼はこの1年間に、多くの業績と問題と話題を残し、世界的な注目を集めるアーティストとなりました。

たとえば、美術館に侵入して、自分の作品を勝手に陳列しました。侵入した美術館の中には、あのルーブル美術館も含まれていました。

そのほかにも、ロンドンで「クルード・オイルズ」という展示を行ったり、「ウォールアンドピース」という初期の作品集を出版したりしました。この作品集は、13万部以上売れたのですが、そのおかげで、従来のアートファン以外にも、バンクシーが知られるようになりました。

このように、バンクシーは2005年に、いろいろな活動を行ってきたのですが、何よりも大きなインパクトを残したのは、イスラエルでのストリートアートでした。

イスラエルを訪れた彼は、パレスチナの自爆テロリスト達を封じ込めるために建設された壁に絵を描きました。

その壁がどれだけ人々に憎まれているか、その壁が子どもたちの希望を奪っているか、ということを、どんなスローガンよりも巧妙にわかりやすく伝えたのです。

この苦しい環境からの脱出への願いを込めたこのグラフィティは、ネットにアップされるや否や、世界中の話題となったのでした。この年を契機に、バンクシーはまさに世界的なアーティストとなったのです。


今回の僕らの学習帳は、「バンクシー 壁に隠れた男の正体」の第7章「アーティスト兼オーガナイザー」から、お話ししました。


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