
2021年を始める前に、SUGOIの2020年を振り返ってみた
あけましておめでとうございます。COOのゆういちです。年末年始の休暇、久しぶりにのんびりしながら、2021年のことを考えてワクワクしています。いい年にしたいですね。
さて、SUGOIの2020年どんな年だったのか、ざっと振り返ってみます。そして、せっかくなので、クライアントワークの話よりも、こんな紆余曲折をへてきたよ、こんな失敗してきたよという話も踏まえながら、この2020年のあがきをここに記しておきたいと思います。
1月:黙っていては、わかってもらえない
2020年1月の、一番最初の仕事はラジオブースに入ってのラジオ収録でした。と言っても、AMでもFMでもありません。自分たちなりの発信の仕方を試したくて、ブースに入ってSUGOIについていろいろな話をしました。
この時の試行錯誤が、のちの僕ら放課後になり、SUGOIの考えるクリエイターの本当のことになっていきました。
この年は、自分たちのことを知ってもらうために、動き続けなければいけない、そんな思いから始まった1年でした。
2月:紹介してもらったのは香港人
突然のフェイスブックメッセンジャーへのメッセージ。差出人は、昔一緒に仕事をしたことのある会社の代表の方でした。
「SUGOIっぽい香港人のカメラマンがいます。よければ、会ってあげてください。」
そのメッセージを見た瞬間に、私と陽児さんは、ぜひ会おうとすぐに返信をしました。この偶然こそが、2020年という波乱万丈な一年を一緒に走り抜ける友人、リョン・カルンとの出会いでした。
その後、SUGOIに彼が入社したおかげで、それ以降の撮影がかつてないほどのスムーズさとクオリティを出すことができるようになりました。本当にあの時のメッセージに感謝しかありません。
3月:コロナの流行を踏まえて、リモートワークへ
3月末ごろ、コロナウィルスの流行が不穏な空気を醸し出しました。SUGOIはその当時、池尻大橋の近くにオフィスを構えていました。
が、これはなかなか難しい状況になりそうだということで、リモートワークへの準備を開始しました。
具体的には、トドイスト・グーグルカレンダー・スラックの使用についての社内ルールを再度確認して、さらに、ズームを使った、打ち合わせの方法の設定を行いました。
事前準備をしっかりできたおかげで、驚くほどスムーズに、リモートへの移行ができました。(このおかげで、後のオフィス解約という判断もできました。)
4月:世界一見られていないyoutuberの誕生
世界一見られていないyoutuberとまで言われてしまったこのyoutubeチャンネルがスタートしたのは、4月でした。
2週間をかけて本を一冊解説する動画を隔週で収録していました。良くもあれだけ喋っていたものだと、自分のことながら笑ってしまいます。
公開当時は、(そして今も)多くの人に見られているとは言えない状況ですが、それでも、折に触れて、トピックごとに見てもらっており、ずっとじわじわ伸びています。
その辺りは、自分たちが本当に面白い、価値があるという本を紹介することにこだわった結果だと思います。ちなみに、これを公開する前に、陽児さんに話題になったらどうしましょう、って相談したのは、今考えたも恥ずかしすぎます。
5月:集まれない。撮影できない。
4月7日に発令された緊急事態宣言によって、SUGOIの仕事も大きな影響を受けました。
具体的には撮影ができない、集まることができない、です。
(この時期は、同業の方みなさん、かなり苦労・工夫を重ねていて、いろんな方の活動も参考にさせていただきました。ありがとうございます。)
この非常事態を受けて、5月に予定されていた撮影のスケジュールを大幅に変更すると同時に、リモートでできることをできるだけ進めていきました。
その結果、撮影内容の確認をズーム越しでやってもらうなど、いろいろな手法を試行錯誤ながら進めていきました。この時は、本当にどこまでやっていいものか分からず、あらゆることが手探り状態でした。
6月:新しい一歩を踏み出した。
6月の頭に、SUGOI発のD2Cブランド「a yohak」と、オンラインサロン「CO-EN」をスタートさせました。
企業向けのサービスだけではなく、自分たちが責任を持って商品を届けるビジネスもやるべきである。その売り上げもプロモーションも全部自分たちの責任でやるべきだ。
この考えで、ブランドの立ち上げを行いました。そして、このブランドのそれこそ紆余曲折を感じてもらおうと、オンラインサロンも同時に開設しました。
7月:オフィスいらない?
世間的には、リモートワークもそろそろいらないんじゃない、という風潮になっていたところでした。リモートの廃止や、週2−3の出社など、完全リモートを止めるところも出てきたところでしたが。
SUGOIは、逆にオフィスの解約に踏み切りました。
その根拠は、そもそも少人数であること、リモートの仕組みがかなりうまく回っていること、撮影などで否が応でも集まるタイミングがあること、など。
様々な要因を検討した結果、オフィスを維持することにそれほどメリットを感じなくなりました。もちろん、この先もずっとオフィスなんていらない、という意味ではありません。
2020年時点では、オフィスを持たないことの方が良いという判断です。この判断がまた何かのきっかけで、ひっくり返るのかもしれません。それはそれでとても楽しみなことです。
8月:学生インターン(未経験)が入社
SUGOIは、採用枠をずっと設けています。それもオープンポジション(どんなポジションにも開かれている採用枠)です。
コロナが流行しても、オフィスを解約しても、出会いのチャンスを閉じるようなことは一切せずに、ずっとオープンし続けてきました。
その結果の1つが、恵美がインターンとして入社してくれたことです。
彼女はもともと教育系の大学で、イラストや映像編集などに関わったことはありませんでした。それでも、SUGOIのnoteやa yohakの活動などを見て、共感して、応募してくれました。
3度の面接を通じて、インターンとして入社してからは、毎週noteでその成長の様子をつづってくれています。この先もどう変化・成長していくのかとても楽しみです。
9月:3年間一緒に働いた彼が辞める
2017年、私と同じタイミングでSUGOIに入社して、この3年間、一緒にいろんなことを経験して、悩んで、もがいてきてくれた力也がこの9月で退職しました。
とても悔しかったし、とても残念でした。それでも、彼には彼なりの目指すべきものがある。それを応援しようと、みんなで送り出しました。
10月:歌って踊ってみた動画を本気で作った
シンガーとしてもダンサーとしても、とてつもない魅力を持っている西野名菜さんと陽児さんとの再会がきっかけで、新しいプロジェクトが始まりました。
それが、「歌って踊ってみた動画」です。第一弾は、米津玄師さんの「感電」で、先日公開したのが第二段yoasobiさんの「夜に駆ける」です。
熱海の地下駐車場で、全体の7割をワンカットで持って行ったダンスとカメラワークは作っていてもとても面白いものでした。
このプロジェクトがまたSUGOIに新しい一面を追加してくれたことは間違いありません。
11月:グリーンエイトさんへの取材
なかなか遅々として進められていなかったa yohakですが、それでも、少しずつ前に進んでいました。
この11月には、パートナーである静岡のグリーンエイトさんを再度訪れて、工場の見学、お茶の畑の見学、そして、お茶業界の現状を教えてもらいました。
そこから、自分たちが一緒にできることを話し合う時間までいただいて、やるべきことがクリアになりました。
12月:カルンが社員から友人に
4月に入社したカルンが、この12月を持ってフリーに戻ることになりました。彼の言葉を借りるなら、「友人になりたい」です。
これからもSUGOIのプロジェクトの撮影や企画は一緒にし続けてもらいながら、彼自身の夢に向かって進んでいくとのことです。
1年で二人も見送ってしまうことになりましたが、それでも、二人がやりたいことに向けて進んで行けるようにサポートしながら、一緒にできることは一緒にやりたい。
それこそ、友人として。
駆け足ではありますが、2020年は本当にいろんなことがありました。月に1つのトピックしか紹介していませんが、本当はもっとたくさんのことがあり、たくさんの出会いがありました。
そして、これから始まる2021年。どんな一年になるんでしょうか。まだまだ分かりませんが、それでも良い年になる予感しかありません。
どんなことがあっても、愛とアイデアで、最高の1年にできるようにクリエイティブを発揮していきます。
どうぞ、2021年もSUGOIをよろしくお願いいたします。