今持っているものに目を向けたら、新しいことを始める怖さがなくなった
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今持っているものに目を向けたら、新しいことを始める怖さがなくなった

株式会社SUGOI  愛とアイデアのある会社

「これならできそうじゃない?」

マンションの一室、白壁を基調としたSUGOIのスタジオ。ホワイトボードの前に座っている代表ヨウジさんの声は、1時間前より少し明るく、声高に聞こえました。

「どう思う?」

隣に座るCOOゆういちさんと私に、ヨウジさんは話しかけました。

「それだったら、いける気がします」

そう口にするゆういちさんの向かいで、私は何度も首を縦に振っていました。1時間前はまだぼんやりとしていた未来が、確かにくっきりと見えていたから。

受け取ったものの行き先が見えなかったから

遡ること数時間前、ヨウジさんが運転する車の後部座席で、私はずっと窓の外を眺めていました。考え事をしている時は、だいたい分かりやすく上の空になってしまいます。SUGOI学生インターンのめぐみです。

この日は、SUGOIが運営する和紅茶のブランドa yohakの未来を考えるために、お茶業界でお仕事をされている方にお話を伺いました。

もちろん今までぼんやり耳にしたことがある話もありました。でも、それ以上に自分たちでは思いつかなかったようなアイデアやお茶業界のトレンドを本当にたくさん伺って。

「お茶の世界って、面白い!もっと知りたい!」

そんな熱の高まる時間を過ごしました。


そんなほかほかな心のまま、いつものごとく車の中で振り返りをする私たち。ふと冷静さを取り戻すきっかけは、ヨウジさんの一言でした。

「a yohakに合っているのは、どのやり方だろうね」

運転席と助手席に座る2人の後ろ姿を見ながら、私はその言葉を噛み締めていました。

a yohakの手の中には、何があるんだろう

ずらりと並べられたプレゼントから一つだけ差し上げます、と言われた時の気持ちに似たような迷いが、手に取るように分かる。

もちろん、伺ったアイデアを全て実行できるなら、それに越したことはない。でも、a yohakが持っている人も時間もお金も、有限です。

だからこそ、a yohakが持っているもの、つまり強みや得意なことを最大限に生かせる方法を選び取る必要があります。

「ペアリングは面白そうだけど、自分たちは食のプロではないもんね…」
「イベントは集客ができるかどうかだよね…」

ヨウジさんとゆういちさんが前で議論しているのを傍耳に、私はずっと窓の外を眺めていました。

2人の話していることはよく分かるけど、なんかしっくりこないんだよなぁ。何が理由なんだろう。

道沿いに時折表れるお店にヒントがないかと目を凝らしたり、すれ違う車や自転車に乗っている人の顔や年齢を推測してa yohakに共感してくれそうな人を想像したりもしました。

宅配ピザ屋、レストラン、インスタで流行っていそうなスタンドカフェ。30代の男女、60代のおじさま、20代のお兄さん。

でも、街中で目に入ったそれらは、どれもしっくりこない。そんなモヤモヤを抱えたまま、私たちはSUGOIのスタジオに入っていきました。

どこか晴れないモヤモヤがあるなら、言葉を交わそう

「a yohakに合っているのは、どのやり方だろうね」

伺ったアイデアが黒の箇条書きにされたホワイトボードを目の前に、ヨウジさんは再びこう問いかけました。そして手に握った緑のマーカーで、ホワイトボードの上に印をつけていきました。

「Aは難しそう、Bはやり方次第でできるかな。2人ともどう思う?」

△や○がついたアイデアたちを目の前に、ヨウジさんは投げかけます。

「うーん、そうですよね」

言っていることも印の意味も納得できるけれど、どこかしっくりこない感じがする。そんな顔で、私は返事をしていました。

「じゃあさ、自分たちがBをやっているイメージできる?」

ヨウジさんのその言葉が、何かを変えた気がしました。頭の中にもやっとかかっていた霧のようなものが、だんだん晴れていくような。そんな心地が。

「Aは、役割分担すればできると思います」

ゆういちさんの一言が、もっとくっきり、もっと速く、霧を晴らしていきました。

「たしかに!」

ふと口に出たかすかな言葉さえ、自分たちの未来のイメージを具体的に、はっきりと浮き上がらせる。

「これならできそうじゃない?」

そんなヨウジさんの言葉でふと我に返ると、1時間前の混沌とした議論の時間が夢だったかのように、私たちのモヤモヤした霧のような感情は消え去っていました。

自分たちが持っているもので、イメージしよう

私たちは新しいことを始めるときに、身動きが取れなくなることがあります。

そして身動きが取れない理由は、きっとさまざまです。

0からのスタートで、どう踏み出していいのか分からない。
見ず知らずの土地に踏み出すことが、怖い。

ただ、一度自分を冷静に見つめてみると、実は全てを0から始める必要がないことに気づきます。

今までやってきたことの中で、この経験は生かせるぞ。
全く同じことはやったことがないけれど、似たようなことはあるぞ。

すでに手元にある経験やスキルを見直すことで、新しいことを始めるプレッシャーを自分自身で少なくできるかもしれない。そんな予感がしてきたら、あとは未来をイメージしてみてください。

自分ができるかどうか、合っているかどうかを、一度立ち止まってイメージしたものが、きっと何から始めればいいかを指し示すコンパスになってくれるはずです。

もちろんコンパスを手に入れる道中で、私たちがa yohakの未来に想いを馳せた時のように、イメージすら作れない時間もあると思います。

ただ、そこでじっと我慢して、思考して、今と未来を行き来し続ける。この混沌としたじれったい時間が、私たちをコンパスに出会わせてくれるはずです。

だからどうか、未来をイメージすることを諦めずに。私たちも、諦めません。


以上、今週の「インターンめぐみのモヤモヤのち晴れ」でした!

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