
誰もがかつて アーティストだった 僕らの学習帳 vol.101
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「すべての子どもはアーティストである。問題なのは、どうすれば大人になったときにもアーティストのままでいられるかだ」ーパブロ・ピカソ
ピカソのいうとおり、私たちは子どものまま大人になることはできません。どこかで、「子どもらしさ」を捨てて大人になってきました。
でも、なぜ大人にならなきゃいけなかったんでしょうか?
子どもは、自分だけの視点で世界を見ています。自分勝手に興味を持ち、探究して、面白いなぁってワクワクしています。でも、それらのほとんどは、お金にならないし、仕事にならないし、価値がないことばかりです。
だから、僕らは大人の視点を学んできました。みんなで同じものが見えるように訓練しました。そして、常識や知識を身につけてきました。
それが通用していたのは、ずっと正解が固定されていたからです。みんなが正解と考えるものが同じで、それを集めることが仕事になったからです。
だから、自分だけの視点を捨てて、みんなと同じ視点や考え方を身につけてきました。それが、ここではアーティストをやめることとなっています。
このみんなと同じ視点や考え方が、価値を持っていた時代が、今終わりつつあります。これからの時代は、「自分なりの答え」を持つことが必要になってきます。
「自分なりの答え」を当たり前に持っていた子どもから、社会に合わせるために「自分なりの答え」を捨てた大人になりました。
そこから、もう一度、自分なりの答えを持つために、アーティストにもどること、つまり「アート思考」が必要になってきます。
このアート思考がどういうものかについては、次回以降に説明します。
今回の僕らの学習帳は、「13歳からのアート思考」のPROLOGUE「「あなただけのかえる」の見つけ方」から、お話ししました。
今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひ聞いてください。
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(ちなみに、社名のSUGOIとは、愛とアイデアがかけ合わさって生まれるときに、自然に出てくる感動の一言から)
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