
ミーティングで一言も発せなかったインターンが考える"終わらない"ミーティングの意義
SUGOI学生インターンのめぐみです。
もうすぐ9月が終わりますね。
ついこの間、SUGOIでインターンをし始めて1ヶ月になりました。
振り返ると、撮影、打ち合わせ、SNS運用など、たくさんの降り掛かる”はじめて”に立ち向かう1ヶ月だったと思います。
分からないことが悔しい負けず嫌いな私にはサバイバルな場所ですが、少しずつ”はじめて”の混乱期を抜け出しつつある今日この頃です。
そんな怒涛の1ヶ月を振り返りながら、自分の感じ方の変化に気づくことがありました。
インターン初日。
社内のコミュニケーションについて話していた時です。
「いつも長い時間話し続けちゃうけど、zoomは一旦1時間経ったら切ることにしようか」
「そうですね、いつの間にか2時間とか過ぎてますもんね」
SUGOIの打ち合わせは基本的にオンライン。
大学のオンライン授業1時間半も長いと感じていた私は、このやり取りを聞いて内心びくびくしていました。
”zoomで2時間?!しかもいつの間にかって…対面の調子でオンラインになったら正直怖いなぁ…”
現地で顔を合わせて話したその初日でさえ、議論の早さと広さについていけなかった。
だから、オンラインでのミーティングに怖さを感じたのです。
”いや、でもきっと、話を聞いていれば理解できるはずだし、最初のうちは発言をすることもあまりないだろうし。なんとかなる!”
そうして、”はじめて”への不安となんとかなる精神で走り出したSUGOI生活。
朝と夜の顔合わせ、その他様々なミーティングと多い日は1日5回オンラインを繋いだ1ヶ月。一番の感想は、
”終わらない”
そう、話が盛り上がってミーティングが”終わらない”のです。
「それもいいけど、こんなアイディアもあるよね」
「これってこういうこと?」
初日で感じた通り、メンバーそれぞれの視点から幅広く議論される。
そして、オンラインだからこそ、対面で話す以上に細かく丁寧に発言をすり合わせる。
”なるほど。いつの間にか2時間話し続ける理由がとても理解できたぞ…”
そんな”終わらない”ミーティングに何度か出ているうち、広くて深い議論の他に私を困らせることも生まれてきました。
それは、初めて聞く話題でも意見を求められること。
「めぐみはどう思った?」
”ひえー何を言おう…何を言っても的外れなことしか言えなそう…思ったことそのまま言うのも怖い…”
意見を求められる度にこんな恐怖に襲われながらも、負けず嫌いな自分が発動。
”とりあえずなにか言う。ミーティングに出ているからには!”
「個人的にはこれがいいと思います…」
実は負けず嫌いすら発揮できない時もあります。
それは、メンバーから出てくるアイディアのスピードに追いつけなくて、ただその場の発言を吸収するしかできない場面。
途中で爆発しそうになる心を抑えながら、とりあえず自分のアイディアを持とうとするけどもちろんそんな余裕はない。
それでも”終わらない”ミーティング。
”1時間で区切るって言ってたのに…”
その場にいる無力感と、「なぜこんなにもずっと話し続けることができるんだろう」というはてなマークで頭がいっぱいでした。
しかし最近、”終わらない”ミーティングが少しだけ、楽しくなってきました。
むしろ、”終わらない”時間を楽しむ自分すらいます。
なぜかというと、議論が終わらないからこそ、メンバーの視点がたくさん得られるから。
”こんな見方もあるのか”
その気づきの積み重ねにワクワクしつつあります。
メンバーそれぞれの見方が重なり合って、ミーティングの終わりにはいつの間にかみんなが納得する解が生まれている。
それは決して効率的ではないかもしれない。
けれど、SUGOIは見方が重なる議論のプロセスこそ大切にしている。
つまり、答えを出すことではなく、答えの出し方にこだわっているのです。
ただ答えを出したいわけじゃない。
求めているのは、メンバーの重なりを感じられるプロセスの心地よさ。
そんなやり方もありなんだと、終わらないことにも意義があるんだと、”終わらない”ミーティングは教えてくれました。
以上、今週の『ど素人インターンがみたクリエイティブカンパニー』でした!