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友達とはなにかを、猟師基準で考える 僕らの学習帳 vol.137

あなたにとって友達はどんな存在ですか?

心を許せる人、愚痴を聞いてくれる人、なんでも話し合える人、一緒に遊んでくれる人、パートナー、大切な仲間、そんないろんな答えが返ってくると思います。

それでは、質問を変えてみます。あなたは友達と一緒に猟に入ることができますか?

なにこの質問?と思った人もいれば、猟に入るくらいできるに決まっているよ、と思った人もいるでしょう。

なぜ、突然、猟の話が出てきたのか。それは、本当に信頼して、命を預けられる相手じゃないと、一緒に猟に入れないからです。

鴨猟をするために必要なこと、それは集中力です。鴨に気づかれないように物音一つ立てず忍び寄る。殺気も全て消して、鴨へと銃口を向ける。その瞬間、感じられるのは、鴨と散弾銃の重み、そして、引き金の感触だけ。狙いが定まったら、思い切って引き金をひく。

この時に、少しでも気を乱すと鴨にバレてしまい、逃げられてしまいます。猟は失敗です。

猟はそれくらいの集中力を必要とします。この全集中力をつかって鴨を狙っているあなたは、無防備です。背中は全くの無警戒です。言うなれば、全ての命を預けている状態です。

そう、後ろにいる猟のパートナーに。


猟で山に入る時には、ペアで入ることがあります。それは、2人の方が獲物を見つけやすい、誘導しやすい、そして、仕事をある程度分担できるからです。

仕事を分担すると言っても、2人とも散弾銃を持っています。とても重い重い武器です。この散弾銃を持っている他人を背中に置いて、あなたは全集中力を持って鴨を狙わなければいけません。

心から信頼していないとできないことでしょう。と言っても、これはそれほど難しいことではないかもしれません。

これよりも大切なことは、散弾銃は暴発する、そして、ちょっとしたミスで猟は失敗するということです。

パートナーが散弾銃の操作を誤ってしまえば、もちろん暴発します。その事故は命に関わります。

また、猟はとても神経質なものです。少しの物音、少しのミス、少しの無用心な行為によって、失敗してしまいます。

パートナーを選ぶということは、命を預けることになり、猟の成否を分けることになります。こう考えた時に、猟のパートナーに対して必要なことは、心から信頼できることが必要となります。


では、猟師が考える心からの信頼は、なにを意味するのか。

それは、同じ音楽が好き、同じ映画で感動した、同じ学校出身だ、親同士が仲が良い、同じスポーツをしている。そういった話を超えた信頼です。

そこに必要なのは、好きか嫌いか、敵か味方かではなく、ひとりの人間として対峙したかどうかです。

共通点だけでつながってしまうと、それがなくなった時に関係が終わってしまいます。相違点だけで離れてしまうと、ちょっとしたズレすら受け止められなくなります。

必要なことは、目の前の人間と1人の人間としてつながることです。そのためには、裏も表もなく対話をすることです。自分という人間を徹底的に語り、そして相手という人間を聞き続ける。

その積み重ねによって、人を信頼することができます。そこに違いがあっても関係ありません。その違いも含めて、語り続けることです。


私たちは、ちょっとした違いや共通点で、敵か味方かを分けてしまいます。何かが同じだと味方で、何かが違うと敵だと、簡単に言ってしまいます。でも、本当に必要なのは、敵か味方かを分けることではなく、敵・味方なんて関係なく、相手とつながることです。

そして、違いがあるけれど、どういう人間かわかった。気は合わないけれど、心は合う。そんな状況までお互いを見せる。そんな関係をつくることこそが、大切です。

そして、そこまでやってこそ、相手を信頼することができるし、自分の命を相手に預けることができようになる。それが猟師の考える信頼です。


今回の僕らの学習帳は、「アロハで猟師、はじめました」から、お話ししました。今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画をぜひご覧ください。


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