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知識のギャップでメッセージを伝える 僕らの学習帳 vol.066

知らないことを指摘されたら、それを知りたくなってしまうのが人間の性というものです。

「知る人ぞ知るガーデニングに夢中な10人の有名人」
「実は鼻を整形していた3人の政治家」
「あなただけが知らないラインの使い方」
などなど。

クリックを誘導させる記事やバナーはこういった言葉がよく並んでいます。それらは、どれもあなたが前から欲しかった情報ではありません。それでも、なぜか「知らない」ということを知らされると、つまり、知識のギャップを感じると、どうしても知りたくなってしまうのです。

というのも、実験によって、思いがけない情報が手に入ったときにドーパミンが放出されることがわかっています。快感と情報が、脳内では同じ電気信号で処理されているということです。

では、どのような情報を人はより欲しがるのか、それを調べた実験があります。


参加者の目の前には、コンピューターがあります。その画面には、キラキラと豪華な赤いドアと、質素な青いドアが見えます。ドアの後ろには必ず賞金があり、青いドアより赤いドアの方が、決まって高額です。

このどちらかのドアをコンピューターが勝手に開けます。開けたドアの後ろにある金額を、参加者は手に入れることができます。

ただ、どちらのドアを開けるか、参加者は選ぶことはできません。参加者ができることは、コンピューターが選ぶ前に、どちらかのドアの中を覗くことです。(どちらをのぞいても、コンピューターの決定には一切影響を与えません。)

この実験で分かったのは、結果に関係がなくても、自分を気持ちよくしてくれる情報を強く求めるということです。さらに、他の実験で分かったのは、自分にとって良くない情報からは距離をとろうとするということです。


人は、自分にとって心地よい情報を積極的にとりこんでいきます。それと同時に、不快なもの、失意を招く情報からは出来るだけ回避しようとします。

何かを人に伝えるときに必要なことは、相手がそれを知らないということを気づかせること、さらに、それが相手にとってポジティブなものであることを示すことが大切です。

仕事上のミスを指摘するときに、何がダメだったかを話すのではなく、どうやればより良いものになるかを伝える。健康診断の精密検査は、健康を脅かすものではなく、楽しい毎日を過ごすためのものだと伝える。

よりポジティブなメッセージに変換することで、相手が受け止めてくれる可能性はぐんと上がります。


今回の僕らの学習帳は、「事実はなぜ人の意見を変えられないのか」の5章の「相手が本当に知りたがっていること(好奇心)」から、お送りしました。

今回の話について、もっと詳しいことを知りたい人は、動画・音声をぜひご覧ください。

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