僕らの学習帳

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いくつになっても、遊びつづける、学びつづける 〜僕らのシリーズを始めます

いくつになっても、遊びつづける、学びつづける 〜僕らのシリーズを始めます

遊びたりない、学びたりない人たちに向けて、遊び・学びつづけていくための「場所」をつくりました。 それが、「僕らのシリーズ」です。このシリーズは、僕らの教室・僕らの放課後・僕らの学習帳の3つがあります。 僕らの教室 COOの子守祐一が、本の内容をわかりやすくまとめています。遊び・学びのきっかけとして、本の知識を伝えています。 本を読みたいけど読めなかった人、新しい知識を学びたい人、本が好きな人、問いを見つけたい人に向けて、お話ししています。 僕らの放課後 CEOの秋

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動詞をデザインする。それは、自分の物語をえがくこと 僕らの学習帳 vol.017

動詞をデザインする。それは、自分の物語をえがくこと 僕らの学習帳 vol.017

モノではなく経験をデザインするというのは、端的に言えば、名詞ではなく動詞をデザインするということです。(IDEOの設立者ビル・モグリッジの言葉です) 電話ではなく、電話をかける、電話で話す、という動詞をデザインするということですね。ここには、モノやサービスを使う人の動きがあり、時間があり、その時間の流れから物語が生まれます。 たとえば、IDEOと赤十字社が共同で取り組んだプロジェクトがありました。それは、アメリカの献血者の割合を、全人口の3パーセントから4パーセントに引き

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消費社会から経験社会の変化のまっただ中で 僕らの学習帳 vol.016

消費社会から経験社会の変化のまっただ中で 僕らの学習帳 vol.016

飛行機をデザインする、ボールペンをデザインする、オフィスチェアをデザインする、などのように、デザインするという言葉は、基本的にモノに大して使われます。 そして、そのものの外観をどう良いものにするのかを考えるのがデザインの仕事だと考えられています。 それに対して、デザイン思考が対象とするのは、「経験」です。 さっきあげた、飛行機、ボールペン、オフィスチェアの例を使うならば、このようになります。 飛行機を乗っている間の顧客の経験をデザインする ボールペンを使っているときの

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とにかく雑でもいいから作ってみる 僕らの学習帳 vol015

とにかく雑でもいいから作ってみる 僕らの学習帳 vol015

プロトタイプとは、英語で、prototypeと表記します。これの意味は、原型という意味です。ちなみに、この語源について調べてみると、最初という意味のprotosと型という意味のtyposという語が、合わさってできた言葉のようです。 さて、この最初の型という言葉の通り、プロトタイプは製品やサービスが完成する前に、テストで作ってみるもののことです。 プロトタイプという言葉は、時として、完成間近のころに、完成イメージを共有するために作るものとして使われることがありますが、デザイ

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デザイン思考を使うときに役に立つ3つの手法 僕らの学習帳 vol.014

デザイン思考を使うときに役に立つ3つの手法 僕らの学習帳 vol.014

まず、デザイン思考の考え方について重要なものが、分析・総合と発散的思考・収束的思考の4つです。 分析とは、複雑なものを簡単な部分に分けることで、総合はその逆のプロセスです。つまり、分けたものを、1つにまとめることです。 ものすごいざっくり言うと、カレーを、ルーと水と人参とじゃがいもとお肉に分けるのが分析で、それを全部混ぜて、カレーにするのが総合。こんなイメージです。 発散的思考は、選択肢を増やすことで、収束的思考は、選択肢を選び取ることです。 人は、収束的思考や総合は

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僕らは、本当に欲しいものを全く理解していない、らしい 僕らの学習帳 vol.013

僕らは、本当に欲しいものを全く理解していない、らしい 僕らの学習帳 vol.013

デザイン思考の大切な考え方の1つに、「人間中心のデザイン」というものがあります。それは、人々の望んでいるものをさぐりだし、それを与えることが大切という考え方です。 これは、あまりにも当然すぎます。そして、当然すぎるせいで、いまさら言われる必要はないと思うかも知れません。 ただ、それにもかかわらず、この「人間中心のデザイン」を本当の意味で成功している例はあまり多く見られないのです。 その最も重要な理由の1つが、人間は不便な状況に適応するのがうますぎるというものです。 た

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人がイノベーションを嫌っても、僕らはイノベーションを諦めない 僕らの学習帳 vol.011

人がイノベーションを嫌っても、僕らはイノベーションを諦めない 僕らの学習帳 vol.011

「ネズミ取り」の迷信という海外では有名な迷信があります。 その内容は、より良いネズミ取りを発明すれば、世界中から顧客が殺到する、というものです。 つまり、イノベーションを起こせば、新しいアイデアを生み出せば、革新的な新商品さえあれば、みんなに一気に受け入れてもらえる、という考え方。 これはとても魅力的なひびきを持っていますが、実際にはこんなことは起こらないというのです。これが、まさに「ネズミ取り」の迷信です。 そもそも、人は変化を嫌います。変化を嫌うということは、新し

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制約は人生の一部、それも心地よい一部 僕らの学習帳 vol.010

制約は人生の一部、それも心地よい一部 僕らの学習帳 vol.010

時間さえあれば、お金さえあれば、東京・海外・もしくは、地方に行けば、もっと仲間がいれば、機材があれば。 たらればを言えば、限りがないのは、クリエイティブの領域に限らずのことだと思います。しかし、クリエイティブの領域では、この「たられば」がかなり頻繁に語られている場所かもしれないです。 そして、このもしもっとあれば、つまり、制約さえなければ、もっと良いものができるのに、という考え方が、「制約」の迷信なのです。 実際には、制約とはクリエティブの敵ではなくて、仲間であり味方な

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クリエイティブは、団結力の強いチームからは生まれない 僕らの学習帳 vol.009

クリエイティブは、団結力の強いチームからは生まれない 僕らの学習帳 vol.009

クリエイティブを発揮しているチームは、わきあいあいとランチを食べながら、今後の制作方針について会話をしている。チームのみんなが仲良くランチを取っているカフェテリアには、太陽光が存分に降り注いで、雰囲気はとても明るい。 こうやって、チーム同士のつながりを大切にしながら、1つの作品を完成させていく、それがクリエイティブなチームだ。 そんなイメージを持っているとしたら、それは「団結」の迷信です。 団結というものは、強い力を発揮して、チーム力で大きな成功を成し遂げるというイメー

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ブレストをやろう、という前にやるべきことがある 僕らの学習室 vol.008

ブレストをやろう、という前にやるべきことがある 僕らの学習室 vol.008

企画を考えよう、アイデアを考えよう、新しいことを始めよう、そういった、クリエイティブが必要な時に、ブレストをしよう、と誰かが言い出すのは、よくみられる光景ではないでしょうか。 このブレストという手法は、アイデアを出すテクニックとして、現代において最も重宝されているものかもしれません。 そして、これが、「ブレーンストーミング」の迷信なのです。 とは言いつつも、ブレストがアイデアを出す手法として無益だと言いたいわけではありません。 ブレストだけに頼ること、ブレストだけが唯

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クリエイティブは孤独から生まれない 僕らの学習帳 vol.007

クリエイティブは孤独から生まれない 僕らの学習帳 vol.007

もう何年になるだろうか。彼はずっとこんな生活を続けている。最低限の食事と最低限の生活を保障するための活動以外は、全て、文字通り全て、自身の作品に注ぎ込んでいる。 たった1つの情熱のために。世の中を変革する作品を作る、この情熱のために。 そう強く思って以来、友人との交流もたち、自室にこもるようになった。時には、食事も睡眠も忘れて、自分の作品に没頭する。俗世間のことには目もくれず、人付き合いにも興味もなく。 彼の頭の中には、ただ一つ。目の前の、作品。 世の中を変える作品のこ

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