僕らの学習帳

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いくつになっても、遊びつづける、学びつづける 〜僕らのシリーズを始めます

いくつになっても、遊びつづける、学びつづける 〜僕らのシリーズを始めます

遊びたりない、学びたりない人たちに向けて、遊び・学びつづけていくための「場所」をつくりました。 それが、「僕らのシリーズ」です。このシリーズは、僕らの教室・僕らの放課後・僕らの学習帳の3つがあります。 僕らの教室 COOの子守祐一が、本の内容をわかりやすくまとめています。遊び・学びのきっかけとして、本の知識を伝えています。 本を読みたいけど読めなかった人、新しい知識を学びたい人、本が好きな人、問いを見つけたい人に向けて、お話ししています。 僕らの放課後 CEOの秋

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人生を計画する?漂流する?デザインする? 僕らの学習帳 vol.021

人生を計画する?漂流する?デザインする? 僕らの学習帳 vol.021

僕らはここまで、デザイン思考を学び、そしてデザイン思考を使って企業を良くし、社会を良くし、経済を動かすことを考えてきました。 その一方で、僕らが抱えている最も重要な問題について語ってきませんでした。 僕らの人生です。 デザイン思考は、何も外側に向けてだけ使えるものではなくて、自分自身について、自分の人生についても使えるものなのです。 この章では、そのためのヒントとなるような言葉が多くありますので、それを箇条書きにしながら、説明していきたいと思います。 ・「何を?」で

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インドで白内障を大量に治療した病院について(慈善とビジネスの両立) 僕らの学習帳 vol.020

インドで白内障を大量に治療した病院について(慈善とビジネスの両立) 僕らの学習帳 vol.020

政治の分野だけでなく、動物の保護団体や貧困撲滅のために活動している人たち、また教育や医療の現場にも、社会活動をしている人たちが、たくさんいます。 そして、こうやって上げていくと、このような領域は、営利を求める企業が、手をつける所ではないような気がしてきます。 そして、このような活動は、非営利団体やNPO・NGO、またはボランティアといった善意や慈悲の精神で成立した団体の領域だというように考えてしまいがちです。 しかし、C.K. プラハラードというビジネス戦略家は、このよ

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どんな物語の一員になりたいのかを考えてみる 僕らの学習帳 vol.019

どんな物語の一員になりたいのかを考えてみる 僕らの学習帳 vol.019

パート1のデザイン思考の説明のところで、消費社会から経験社会へと変わってきているという話をしました。そして、デザインの対象が、名詞から動詞へと変わってきているとも。 さらに、僕らは、受動的な消費者から能動的な主体へと変わってきていると。 そうすると、僕らと製品やサービスとの関係、つまり、社会契約も大きく変化していきます。なんでもいいから目の前にある製品やサービスを選ぶという姿勢は減っていき、製品やサービスの持つ物語の一部になりたいものを積極的に選ぶのです。 その時に、選

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管理・適合・拡張・創出の4つ全てに、時間とお金を投資する 僕らの学習帳 vol.018

管理・適合・拡張・創出の4つ全てに、時間とお金を投資する 僕らの学習帳 vol.018

デザイン思考を使って、自分の人生のポートフォリオを管理する方法についてお伝えします。 デザインやクリエティブの業界での「ポートフォリオ」という言葉は、過去の自分の経歴や作品のことを指します。ここでも同じように、自分が現在取り組んでいる仕事やプロジェクトの内容などのことを、「ポートフォリオ」と呼びます。 このポートフォリオを管理するために、IDEOのディエゴ・ロドリゲスとライアン・ヤコビーが考案したのが「成長方法マトリクス」です。 (この本のp199の図を参考に作り直した

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動詞をデザインする。それは、自分の物語をえがくこと 僕らの学習帳 vol.017

動詞をデザインする。それは、自分の物語をえがくこと 僕らの学習帳 vol.017

モノではなく経験をデザインするというのは、端的に言えば、名詞ではなく動詞をデザインするということです。(IDEOの設立者ビル・モグリッジの言葉です) 電話ではなく、電話をかける、電話で話す、という動詞をデザインするということですね。ここには、モノやサービスを使う人の動きがあり、時間があり、その時間の流れから物語が生まれます。 たとえば、IDEOと赤十字社が共同で取り組んだプロジェクトがありました。それは、アメリカの献血者の割合を、全人口の3パーセントから4パーセントに引き

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消費社会から経験社会の変化のまっただ中で 僕らの学習帳 vol.016

消費社会から経験社会の変化のまっただ中で 僕らの学習帳 vol.016

飛行機をデザインする、ボールペンをデザインする、オフィスチェアをデザインする、などのように、デザインするという言葉は、基本的にモノに大して使われます。 そして、そのものの外観をどう良いものにするのかを考えるのがデザインの仕事だと考えられています。 それに対して、デザイン思考が対象とするのは、「経験」です。 さっきあげた、飛行機、ボールペン、オフィスチェアの例を使うならば、このようになります。 飛行機を乗っている間の顧客の経験をデザインする ボールペンを使っているときの

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とにかく雑でもいいから作ってみる 僕らの学習帳 vol015

とにかく雑でもいいから作ってみる 僕らの学習帳 vol015

プロトタイプとは、英語で、prototypeと表記します。これの意味は、原型という意味です。ちなみに、この語源について調べてみると、最初という意味のprotosと型という意味のtyposという語が、合わさってできた言葉のようです。 さて、この最初の型という言葉の通り、プロトタイプは製品やサービスが完成する前に、テストで作ってみるもののことです。 プロトタイプという言葉は、時として、完成間近のころに、完成イメージを共有するために作るものとして使われることがありますが、デザイ

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デザイン思考を使うときに役に立つ3つの手法 僕らの学習帳 vol.014

デザイン思考を使うときに役に立つ3つの手法 僕らの学習帳 vol.014

まず、デザイン思考の考え方について重要なものが、分析・総合と発散的思考・収束的思考の4つです。 分析とは、複雑なものを簡単な部分に分けることで、総合はその逆のプロセスです。つまり、分けたものを、1つにまとめることです。 ものすごいざっくり言うと、カレーを、ルーと水と人参とじゃがいもとお肉に分けるのが分析で、それを全部混ぜて、カレーにするのが総合。こんなイメージです。 発散的思考は、選択肢を増やすことで、収束的思考は、選択肢を選び取ることです。 人は、収束的思考や総合は

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僕らは、本当に欲しいものを全く理解していない、らしい 僕らの学習帳 vol.013

僕らは、本当に欲しいものを全く理解していない、らしい 僕らの学習帳 vol.013

デザイン思考の大切な考え方の1つに、「人間中心のデザイン」というものがあります。それは、人々の望んでいるものをさぐりだし、それを与えることが大切という考え方です。 これは、あまりにも当然すぎます。そして、当然すぎるせいで、いまさら言われる必要はないと思うかも知れません。 ただ、それにもかかわらず、この「人間中心のデザイン」を本当の意味で成功している例はあまり多く見られないのです。 その最も重要な理由の1つが、人間は不便な状況に適応するのがうますぎるというものです。 た

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「デザインはデザイナーに任せておくには重要すぎる」 僕らの学習帳 vol.012

「デザインはデザイナーに任せておくには重要すぎる」 僕らの学習帳 vol.012

「デザイン」と「デザイン思考」は全く違います。いくぶんか共有しているものもあるので、同じデザインという言葉が使われていますが。それでも、「デザイン」と「デザイン思考」とは全く違います。 そもそも、守備範囲が圧倒的に違います。「デザイン思考」は、この世界のあらゆるものに向けることができます。しかし、僕らがデザインと聞いてイメージするものはどうでしょうか? 服をデザインする、チラシをデザインする、ウェブをデザインする、このように対象が具体的なものに限られてしまうようです。

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