僕らの学習帳

145
固定された記事
いくつになっても、遊びつづける、学びつづける 〜僕らのシリーズを始めます

いくつになっても、遊びつづける、学びつづける 〜僕らのシリーズを始めます

遊びたりない、学びたりない人たちに向けて、遊び・学びつづけていくための「場所」をつくりました。 それが、「僕らのシリーズ」です。このシリーズは、僕らの教室・僕らの放課後・僕らの学習帳の3つがあります。 僕らの教室 COOの子守祐一が、本の内容をわかりやすくまとめています。遊び・学びのきっかけとして、本の知識を伝えています。 本を読みたいけど読めなかった人、新しい知識を学びたい人、本が好きな人、問いを見つけたい人に向けて、お話ししています。 僕らの放課後 CEOの秋

4
脳と脳を直接つなぐ未来 僕らの学習帳 vol.070

脳と脳を直接つなぐ未来 僕らの学習帳 vol.070

人類は影響力を高める方法を発明してきました。文字や言葉、それを印刷して、電波に乗せて、インターネットに乗せて。より速く強く、遠くに影響力を及ぼす方法を考えてきました。 このまま技術が進歩していった先の未来は、どのような方法が考えられるでしょうか? 1つの考え方として、効率を考えて発達してきたこれらの方法は、より効率を強めようとするのではないかということです。 脳の電気信号を文字に変換して、その文字を相手が読んで電気信号に変換して、何かを感じる。このプロセスを効率化するい

8
集団の意見は思ったよりも正しい? 僕らの学習帳 vol.069

集団の意見は思ったよりも正しい? 僕らの学習帳 vol.069

集団の意見が正しいと考えている人はどれくらいいるでしょうか?集団の意見が間違いのもとだと考えている人は? 1907年のイギリスで、雄牛の重量あてコンテストが開かれました。800人の参加者が小さな紙切れに、雄牛の重さの予測をしたのです。この800人の予測の平均値を出してみると、実際の数値との誤差は1%だったのです。 このコンテストの結果をもとに、群衆の意見は思っているよりも賢いものだという論文が発表されました。そして、その数は多ければ多いほど、賢くなると。 しかし、この考

3
社会的学習を逆手にとるために 僕らの学習帳 vol.068

社会的学習を逆手にとるために 僕らの学習帳 vol.068

2004年に公開された映画「サイドウェイ」は、カリフォルニアのサンタバーバラという地方のワイナリーを舞台にしたものでした。この映画のヒットによって、サンタバーバラのワインの売り上げは急上昇したのです。 それだけであれば、マスコミの影響のつよさの話で終わるのですが、それと同時に、話題になったのが次のセリフでした。 「メルローを注文するやつがいれば俺は帰る。メルローなんてクソまずいもの、俺は飲まない」 映画の主人公マイルスのセリフです。このセリフの影響によって、メルローのワ

2
判断を狂わせるストレスの存在 僕らの学習帳 vol.067

判断を狂わせるストレスの存在 僕らの学習帳 vol.067

2011年9月14日、アメリカ同時多発テロ事件の3日後、ダウンタウンエリアを歩いていた筆者の近くを、中年男性が突然走り始めました。どうやらパニック状態のようです。 それを見た周りのニューヨーカーたちも、何かが起きたに違いない、そう判断して中年男性につられるように走り出しました。もちろん、筆者も。そして、最終的には50人ほどの集団が、意味もわからず走り出したのです。 そして、そのうちに、ひとりまたひとり、逃げるものはないと気付き、日常へと戻っていったのです。 もしこれが、

2
知識のギャップでメッセージを伝える 僕らの学習帳 vol.066

知識のギャップでメッセージを伝える 僕らの学習帳 vol.066

知らないことを指摘されたら、それを知りたくなってしまうのが人間の性というものです。 「知る人ぞ知るガーデニングに夢中な10人の有名人」 「実は鼻を整形していた3人の政治家」 「あなただけが知らないラインの使い方」 などなど。 クリックを誘導させる記事やバナーはこういった言葉がよく並んでいます。それらは、どれもあなたが前から欲しかった情報ではありません。それでも、なぜか「知らない」ということを知らされると、つまり、知識のギャップを感じると、どうしても知りたくなってしまうので

4
コントロールを失ってみよう 僕らの学習帳 vol.065

コントロールを失ってみよう 僕らの学習帳 vol.065

日々の生活の中で、心から嬉しいものではない行動のひとつに、税金を納めることがあります。 それは納税が義務であり、正しい行いであり、心から同意しているとしても、自分の稼いだお金の20%や30%を喜んで政府に差し出す人はあまりいないでしょう。 そのため、アメリカの年間脱税額は、4000億ドル以上にもなり、不払い率もかなり高いらしいです。 どうやれば人々にもっと喜んで税金を支払ってもらえるだろう、そう考えたときに、ポイントとなるのは、なぜ納税を苦痛に感じるのか、です。 それ

3
脳の早送り機能にだまされないために 僕らの学習帳 vol.064

脳の早送り機能にだまされないために 僕らの学習帳 vol.064

接近と回避の法則という、シンプルな行動原理があります。快楽や報酬を予測できるものや人物には接近し、不快感や失敗・マイナスになると信じるものや人物は回避します。 好きな人には近づきたいし、嫌いな人からは離れたい。好きな食べ物はよく食べるし、嫌いな食べ物は食べずに残す。褒められればがんばるし、怒られるとやる気をなくす、という話です。 さらに言えば、ポジティブなものに対して、人は積極的に行動を起こしますが、何かネガティブなことが想像されると、人は行動をやめてしまいます。 だか

2
感情は同期する、感情は伝染する 僕らの学習帳 vol.063

感情は同期する、感情は伝染する 僕らの学習帳 vol.063

かつて、狂気じみた計画を承認させた大統領がいました。それが、ジョン・F・ケネディです。彼は、テキサスにあるライス大学を訪れ演説を行いました。 その目的は、人間を月に到達させるという目標に、60億ドルを使うことを納得してもらうためでした。 もし彼がここで税金の話やお金の話、つまり事実ばかり話をしていたら、きっと誰もが反対したことでしょう。彼がやったことは人々の感情に訴えかけることでした。 We choose to go to the moon in this decade

2
事実で意見は変えられない 僕らの学習帳 vol.061

事実で意見は変えられない 僕らの学習帳 vol.061

事実は人の意見を変えられない。これは紛れもない事実です。もしかしたら、誰にも経験があるかもしれません。誰かを説得したくてたくさんの情報を調べて話をするんだけれど、なぜか信じてくれない、耳を傾けてくれない。 それは、相手の理解力や自分の情報の集め方が悪いのではなくて、そもそも、人は、「事実」では意見を変えないということなのです。 その分かりやすい例として、筆者は、2015年に行われた共和党の大統領候補者討論会の様子を上げています。登場するのは、不動産王のドナルド・トランプと

2