僕らの学習帳

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いくつになっても、遊びつづける、学びつづける 〜僕らのシリーズを始めます

いくつになっても、遊びつづける、学びつづける 〜僕らのシリーズを始めます

遊びたりない、学びたりない人たちに向けて、遊び・学びつづけていくための「場所」をつくりました。 それが、「僕らのシリーズ」です。このシリーズは、僕らの教室・僕らの放課後・僕らの学習帳の3つがあります。 僕らの教室 COOの子守祐一が、本の内容をわかりやすくまとめています。遊び・学びのきっかけとして、本の知識を伝えています。 本を読みたいけど読めなかった人、新しい知識を学びたい人、本が好きな人、問いを見つけたい人に向けて、お話ししています。 僕らの放課後 CEOの秋

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自分を知ると他人とつながれる 僕らの学習帳 vol.075

自分を知ると他人とつながれる 僕らの学習帳 vol.075

ー己の欲せざるところ、人に施すことなかれ(自分がされて嫌なことは、人にしてはいけません) 子どもの時にこんなふうにアドバイスを受けたことがある人も多いかもしれません。しかし、このアドバイスが常に成り立たないことは経験上、はっきりしています。 なぜなら、私とあなたは別人で、同じものが好きな場合もあれば、全く違うものを嫌う場合もあるからです。 「蓼食う虫も好き好き」とはよく言ったもので、誰も好きにならないようなものが、大好きな人もいるわけです。 そういう意味で、タイプをし

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10種類の知能の測り方 僕らの学習帳 vol.074

10種類の知能の測り方 僕らの学習帳 vol.074

知能の発達と言われた時に、よく取り上げられるのがIQ、知能指数です。しかし、これだけで本当に知能を測れるとは、言い切れません。 知能というものをIQだけで計測しようというのは、多様な運動能力を競う祭典であるオリンピックで、100メートル走しかとりあげないようなものです。 そこでインテグラル理論では、複数の知能の発達ラインを考えています。その発達ラインは全部で10個あり、それぞれは独立して成長していきます。 また、それぞれの発達ラインに対して、特有の根源的な「人生の問い」

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変性意識状態とは何なのか? 僕らの学習帳 vol.073

変性意識状態とは何なのか? 僕らの学習帳 vol.073

僕らは、目が覚めている状態と眠っている状態、この別々の意識状態を行ったり来たりしながら生活をしています。 インテグラル理論では、この他にもさらに3つの日常的な意識状態を定義しています。全部で5つの日常的な意識状態があるということです。 ただ、それとは別に変性意識状態というものもあります。そちらについて説明したいと思います。 変性意識状態という言葉自体は聴き馴染みのないものですが、その中身は昔からよく言われてきたものです。 たとえば、ランナーズ・ハイ、火事場の馬鹿力、ゾ

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ティール組織を産んだ発達理論 僕らの学習帳 vol.072

ティール組織を産んだ発達理論 僕らの学習帳 vol.072

2018年に発行されて以来、ベストセラーとなった「ティール組織」という一冊。この本は、新時代の組織として、ティールというものが紹介されています。 実は、このティール組織の理論的な下地となっているものが、今回とりあげている「インテグラル理論」です。 このティールとはなんなのかを、今回は説明したいと思います。 人間は年を重ねるにつれて、発達をします。だから、同じ経験をしたとしても、感じ方が違います。失恋に対して、全てを相手のせいにして怒りに任せる時もあれば、人それぞれ感じ方

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1つの問題に4つの視点を 僕らの学習帳 vol.071

1つの問題に4つの視点を 僕らの学習帳 vol.071

ソクラテス・プラトンの哲学において、よく生きるために必要なものが3つありました。それが「真」「善」「美」です。 インテグラル理論は、この考え方を継承し、この3つの領域を統合的(インテグラル)に思考することこそが、よく生きるために重要であると考えました。 この「真」「善」「美」を、わかりやすく言い換えると次のようになります。 真:それ、それらの領域、客観的な事実をあつかう「科学」の領域 善:私たちの領域、主観と主観が交わる「倫理」の領域 美:私の領域、主観的な経験である「

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脳と脳を直接つなぐ未来 僕らの学習帳 vol.070

脳と脳を直接つなぐ未来 僕らの学習帳 vol.070

人類は影響力を高める方法を発明してきました。文字や言葉、それを印刷して、電波に乗せて、インターネットに乗せて。より速く強く、遠くに影響力を及ぼす方法を考えてきました。 このまま技術が進歩していった先の未来は、どのような方法が考えられるでしょうか? 1つの考え方として、効率を考えて発達してきたこれらの方法は、より効率を強めようとするのではないかということです。 脳の電気信号を文字に変換して、その文字を相手が読んで電気信号に変換して、何かを感じる。このプロセスを効率化するい

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集団の意見は思ったよりも正しい? 僕らの学習帳 vol.069

集団の意見は思ったよりも正しい? 僕らの学習帳 vol.069

集団の意見が正しいと考えている人はどれくらいいるでしょうか?集団の意見が間違いのもとだと考えている人は? 1907年のイギリスで、雄牛の重量あてコンテストが開かれました。800人の参加者が小さな紙切れに、雄牛の重さの予測をしたのです。この800人の予測の平均値を出してみると、実際の数値との誤差は1%だったのです。 このコンテストの結果をもとに、群衆の意見は思っているよりも賢いものだという論文が発表されました。そして、その数は多ければ多いほど、賢くなると。 しかし、この考

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社会的学習を逆手にとるために 僕らの学習帳 vol.068

社会的学習を逆手にとるために 僕らの学習帳 vol.068

2004年に公開された映画「サイドウェイ」は、カリフォルニアのサンタバーバラという地方のワイナリーを舞台にしたものでした。この映画のヒットによって、サンタバーバラのワインの売り上げは急上昇したのです。 それだけであれば、マスコミの影響のつよさの話で終わるのですが、それと同時に、話題になったのが次のセリフでした。 「メルローを注文するやつがいれば俺は帰る。メルローなんてクソまずいもの、俺は飲まない」 映画の主人公マイルスのセリフです。このセリフの影響によって、メルローのワ

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判断を狂わせるストレスの存在 僕らの学習帳 vol.067

判断を狂わせるストレスの存在 僕らの学習帳 vol.067

2011年9月14日、アメリカ同時多発テロ事件の3日後、ダウンタウンエリアを歩いていた筆者の近くを、中年男性が突然走り始めました。どうやらパニック状態のようです。 それを見た周りのニューヨーカーたちも、何かが起きたに違いない、そう判断して中年男性につられるように走り出しました。もちろん、筆者も。そして、最終的には50人ほどの集団が、意味もわからず走り出したのです。 そして、そのうちに、ひとりまたひとり、逃げるものはないと気付き、日常へと戻っていったのです。 もしこれが、

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知識のギャップでメッセージを伝える 僕らの学習帳 vol.066

知識のギャップでメッセージを伝える 僕らの学習帳 vol.066

知らないことを指摘されたら、それを知りたくなってしまうのが人間の性というものです。 「知る人ぞ知るガーデニングに夢中な10人の有名人」 「実は鼻を整形していた3人の政治家」 「あなただけが知らないラインの使い方」 などなど。 クリックを誘導させる記事やバナーはこういった言葉がよく並んでいます。それらは、どれもあなたが前から欲しかった情報ではありません。それでも、なぜか「知らない」ということを知らされると、つまり、知識のギャップを感じると、どうしても知りたくなってしまうので

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